神を恐れ生活していた世界から、科学的な世界へと導いた、高度な文明を築いた古代ギリシャ。後世に多大な影響を与え続けてきた。その栄光の時代の世界遺産パルテノン神殿の姿を実際に見て感動しました。
アクロポリス聖域への入口となる門。紀元前5世紀に建てられた。円柱が並ぶ左右に部屋がある。
パルテノンは神殿建築の最高傑作です。柱の上にある彫刻もギリシア彫刻の最高傑作といわれています。
パルテノン神殿はアテナイの守護神であるギリシア神話の女神アテーナーを祀る神殿です。紀元前438年に完成しました。
パルテノン神殿は人間の視覚の特徴を意識した設計がなされています。最も外側の柱はほかの部分に比べて隣の柱との間隔が狭く、柱は6cm内側に傾いています。これは等間隔にならべると人間の目には外側に行くほど間隔が広がって見えるという特徴と、外側の柱は外に傾いて見えるという特徴を補うためです。このほか、柱は中央が膨らみ、床の中央部がわずかに盛り上がっているのも同じ理由です。
パルテノン神殿は長さ69.5m、幅30.9mです。外周の円柱は直径1.9m、高さ10.4mで、四隅の円柱は若干大きくなっています。柱は外周に46本、内部に19本あります。屋根は大きな大理石の平瓦と丸瓦で葺かれています。
パルテノン神殿に使われる大理石は、高い精度の加工が施されています。円柱の接着面の精度は1/100mm以下です。エジプトのピラミッドのように調整用モルタルは使われていません。
大理石の吊り上げには滑車と巻き上げ装置を備えたクレーンが使われたそうです。
しかし、オスマン・トルコ軍が弾薬庫として使っていた1687年、ベネチア軍が砲撃して爆発、壊滅的な被害を受けました。彫刻群も約半数が失われていました。現在修復中で、完成までかなりの年月がかかるようです。
パルテノン神殿の近くにあるエクティオン神殿のカリアティード(柱の役目を果たす女性の立像)。古代ギリシャ美術の傑作です。
アクロポリスの展望台から見たアテネの町です。
アクロポリス聖域への入口となる門。紀元前5世紀に建てられた。円柱が並ぶ左右に部屋がある。
パルテノンは神殿建築の最高傑作です。柱の上にある彫刻もギリシア彫刻の最高傑作といわれています。
パルテノン神殿はアテナイの守護神であるギリシア神話の女神アテーナーを祀る神殿です。紀元前438年に完成しました。
パルテノン神殿は人間の視覚の特徴を意識した設計がなされています。最も外側の柱はほかの部分に比べて隣の柱との間隔が狭く、柱は6cm内側に傾いています。これは等間隔にならべると人間の目には外側に行くほど間隔が広がって見えるという特徴と、外側の柱は外に傾いて見えるという特徴を補うためです。このほか、柱は中央が膨らみ、床の中央部がわずかに盛り上がっているのも同じ理由です。
パルテノン神殿は長さ69.5m、幅30.9mです。外周の円柱は直径1.9m、高さ10.4mで、四隅の円柱は若干大きくなっています。柱は外周に46本、内部に19本あります。屋根は大きな大理石の平瓦と丸瓦で葺かれています。
パルテノン神殿に使われる大理石は、高い精度の加工が施されています。円柱の接着面の精度は1/100mm以下です。エジプトのピラミッドのように調整用モルタルは使われていません。
大理石の吊り上げには滑車と巻き上げ装置を備えたクレーンが使われたそうです。
しかし、オスマン・トルコ軍が弾薬庫として使っていた1687年、ベネチア軍が砲撃して爆発、壊滅的な被害を受けました。彫刻群も約半数が失われていました。現在修復中で、完成までかなりの年月がかかるようです。
パルテノン神殿の近くにあるエクティオン神殿のカリアティード(柱の役目を果たす女性の立像)。古代ギリシャ美術の傑作です。
アクロポリスの展望台から見たアテネの町です。