みなさん、こんにちは。
千字文で漢字を学ぶプリントです。
親御さんに教わりながら音読したり、書いたりして、なんとなくでいいので漢字に馴染んでいきましょう。
そしてブログでは「求」に注目してみました。
漢字の成立ち辞典(加納喜光著)によると、求には「引き寄せて求める」という意味があり、字は獣の毛皮で作った衣を描いた図形です。皮製の衣は体にぎゅっと締まり、中心に向けて引き締めるイメージがあるそうです。ここから、
救 求(中心に向けて引き締める)+攵(動作の符号)
災難にあった人をこちらに引き寄せた助ける。
球 求(中心に向けて引き締める)+玉 中心点に引き絞られた玉。球形の球。
毬 まり。中心に引き絞った球形のまり。
裘 かわごろも。
となるそうです。
坪内逍遥の名前や奥の細道の「日とひ郊外に逍遥し、犬追物の跡を一見し」という一文。
最近の小説などで「逍遥」という言葉と出あうことはありませんが、千字文は江戸時代、寺子屋の手習に使われていたそうです。
千字文が身近だった時代は、「逍遥」というかっこいい言葉も、いまよりずっと身近だったんだろうな、と思いました。
リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。
子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。
みなさんのリアクション、お待ちしています。
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