小学生のための 千字文漢字練習プリント

古代の中国で生まれた千字文で漢字を学ぶプリントです。
1日20分ぐらい。親子で取り組んでみてください。

145・146 仮途滅虢 践土会盟

2022年02月09日 | 千字文
 みなさん、こんにちは。
 今回は《仮途滅虢 践土会盟》のプリントをアップしました。
 そしてブログでは「仮」に注目してみました。


 仮の旧字は「假」で、漢字の成立ち辞典(加納喜光著)によると「実体を覆い隠して中身を見せない」という意味があるそうです。
 また、叚は厂(垂れた布の形)+二(並べることを示す符号)+両手で、仮面をかぶることを示す形だそうです。これらのことから叚をふくむ字には、
 「かぶる」
 「隠して見せない」
 といった意味があるそうです。ここから、
 暇 叚(一部を隠して見せない)+日 仕事に行かないで一時的に身を隠すようにして休むさま。
 霞 ものを覆いかぶせて見えなくするもや。
 葭 水辺に覆いかぶさるように生えるアシ。
 蝦 殻をかぶった虫。エビ。
 となるそうです。

 本文の仮途滅虢は、プリントにあるとおり晋が虢と虞という国を滅ぼした話です。文公(重耳)の父親、献公の時代のことです。
 践土会盟の践土は地名で、晋の文公が覇者になった会盟のことです。

 リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。
 子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。
 みなさんのリアクション、お待ちしています。


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