みなさん、こんにちは。
そしてブログでは「勉」に注目してみました。
漢字の成立ち辞典(加納喜光著)によると、勉にふくまれる免には「どうにかしてやっと逃れる」という意味があるといいます。またその意味を表すために、女性がお産をする図形になっているそうです。
免のパーツをもつ字には、
「やっと通る」
「無理を冒して出る」
というイメージがあり、ここから、
勉 免(無理を冒して出す)+力 無理に力を出す。無理に励む。努める。勉強。
晩 免(やっと通り抜ける)+日 薄闇の中でやっとものが見通せる時刻→日暮れ。
娩 お産をする。分娩。
挽 無理に引っ張る。挽回。
輓 ひっぱり。引き上げる。推輓。
となるそうです。勉・晩・娩がとくにわかりやすいですね。
今回のプリントには、四字熟語とはちょっと違う言葉があるので説明します。
及時当勉励 歳月不待人 は、
時に及んで当に勉励すべし 歳月人を待たず と読みます。
時を捉えて充実した生き方をすべきだ。歳月は人を待ってくれない。という意味です。
入其国者従其俗 は、
その国に入りてはその俗にしたがう と読みます。
郷にいれば郷に従え、です。
不知其子視其友 は、
その子を知らざれば、その友を見よ と読みます。
人は交友関係を見ればわかる、という意味です。
リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。
子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。
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