小学生のための 千字文漢字練習プリント

古代の中国で生まれた千字文で漢字を学ぶプリントです。
1日20分ぐらい。親子で取り組んでみてください。

177・178 省身譏誡 寵増抗極

2022年02月14日 | 千字文
 みなさん、こんにちは。
 今回は《省身譏誡 寵増抗極》のプリントをアップしました。
 そしてブログでは「省」と「抗」に注目してみました。

 漢字の成立ち辞典(加納喜光著)によると、省にふくまれる少には「欠けて足りない。少ない」という意味があるそうです。形は、小(小さくバラバラになる)+ノ(斜めに払う)で、そぎとって少なくすることを示しています。
 こうしたことから、少のグループには「そぎとる」というイメージがあるそうです。ここから、
 抄 少(そぎとる)+手 表面を手でそぎとるさま。かすめ取る。抜き取る。抄本。
 省 少(小さくする)+目 目を細くして物をよくみる。様子を細々と見定める。省察。
 劣 少+力 ほかと比べて力が弱い。劣る。
 となるそうです。

 一方、抗にふくまれる亢は、まっすぐに立つ首ののどぶえの部分を示した形だそうです。
 亢のグループには、
 「まっすぐに高く立つ」
 「まっすぐに伸びる」
 という意味があり、ここから、
 抗 亢(まっすぐに伸びて立つ)+手 手をまっすぐに伸ばして立ち向かう。抵抗。
 坑 亢(まっすぐに伸びる)+土 まっすぐに掘り進む穴。
 航 亢(まっすぐに伸びる)+舟 船が水上をまっすぐに進むさま。
 杭 まっすぐな木の棒。
 となるそうです。
 

 リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。
 子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。
 みなさんのリアクション、お待ちしています。


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