みなさん、こんにちは。
今回は《墨悲糸染 詩讃羔羊》のプリントをアップしました。
ブログでは「悲」について細かく説明します。
漢字の成立ち辞典によると、「非」は「それとは違う」と否定を示す形で、2枚の羽が反対に向きあっている形です。
そして非をふくむ文字には「左右にわかれる」「二つ並ぶ」というイメージがあるそうです。そこから、
悲 非(二つに分かれる)+心で、心が二つに割れたような切ない気持ち。
排 両側に押しのけて分けるようす。
俳 左右に向きあって滑稽なことを話したり、おどけた仕草をする人。
扉 左右両方に開く扉。
輩 兵車が隊列を組んで並ぶさま。同列に並ぶ仲間。同輩。
斐 あや。左右にきちんと並んだ模様。
緋 あか。目を左右に見開かせるほど鮮やかな赤色。
徘 左右にあてどなく歩く。徘徊。
誹 そしる。悪口を言って人を分け離す。
翡 カワセミ。雌雄が仲良く並ぶ鳥。
鯡 はらご。たくさん並んだ魚の卵。日本ではニシン。
榧 カヤ。葉が2列に並んで生える木。
と、ものすごく仲間が多いです。翡までは、覚えてもいいかもしれません。
ニシンとカヤは読めれば十分ですが、こうやってグループで覚えていけば、かんたんに頭に入りますね。
リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。
新学期がはじまるまえに1000字をアップできるように、ちょっとペースを早くしました。
子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。
みなさんのリアクション、お待ちしています。
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