みなさん、こんにちは。
今回は《信使可覆 器欲難量》のプリントをアップしました。
ブログでとりあげるのは「覆」です。
プリントでも「覆」のイメージにふれていますが、ちょっと言葉たらずな気もしたので、漢字の成立ち辞典(加納喜光著)をひいてみました。
「覆」にふくまれる「復」には「同じ道を引き返す」という意味があるそうです。
この復のつくり(右側のパーツ)には「ふくれる」「重なる」というイメージがあり、そのうえで、
腹 いくつかの臓器が重なってふっくらした腹。満腹。
複 二重になった衣服。重なる。複雑。
覆 上から覆いかぶさって下のものに重なる。またはひっくり返って下を覆う。覆面。転覆。
蝮 マムシ。腹のふっくらした蛇。
鰒 アワビ。ふっくらした形の貝。鮑もアワビ。
馥 ふっくらと豊かに香りがこもる。馥郁。
こうやってながめると、「ふくれる」「重なる」のイメージが共通しているのがわかります。
リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。
子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。
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