みなさん、こんにちは。
きょうは《尺璧非宝 寸陰是競》のプリントをアップしました。
このなかで注目したのは「璧」です。
漢字の成立ち辞典によると、璧にふくまれる辟(ヘキ、ビャク)には罪、横によけるといった意味があり、
「左右にひらく」
「中心から横にそれる」
「薄く平ら」
といったイメージがあるそうです。
ここから、辟をふくむ漢字は、
壁 薄く平らな土の壁
避 本道から横に外れていくさま。わきに避ける。避難
癖 性質や好みが本来あるべき姿から変な具合にずれているさま。くせ。
僻 中心から外れていること。僻地。
璧 平らで丸く、中央に穴のあいた玉。
霹 切り裂くように鳴る雷。晴天の霹靂。
譬 主題や本筋からそらした言い方。譬喩。
と、これまた仲間の多い漢字でした。
壁や璧はまちがいやすいのですが、漢字源に覚え方が載っていました。
「壁は土なる辟、璧は玉なる辟、癖は病になる辟」
ほんとうに、辞書って便利ですね。
リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。
子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。
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