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人造人間 キカイダー

2009年04月29日 | なんでもベスト5
 石森章太郎編④
「人造人間キカイダー」
「仮面ライダー」「変身忍者嵐」「ロボット刑事K」「イナズマン」等一連のテレビ化されたマンガ。というか、それを前提に描かれたマンガ達です。
それぞれ良くできているのですが、やはりキカイダーです。

 手塚治虫「鉄腕アトム」が、人間の味方であり、人を傷付ける事はできないロボットであり、あえて悪い事をさせる為には「オメガ因子」なる非合法の部品を付け加えなくてはならない。言うなれば「ロボット性善説」で描かれています。
 それに対し「キカイダー」は基本的に、命ぜられる事を何でもするのが「ロボット」として描かれています。悪い事が出来ないようにするには「良心回路(ジェミニィ)」なるものを取り付けなくてはなりません。こちらは、「ロボット性悪説」(命令する人間が悪いだけですが…)と言えましょう。キカイダーには不完全な良心回路しか付いていないため、Drギルの笛の音で悪のロボットになってしまう。
 そのロボットの心の不安定さが外見にも現れ、半分機械が透けて見えるという醜い体となっている。(そんな設定でした。)

 テレビ版は、今のCG活用の特撮とは比べようもありませんが、土曜の8時台というすごい時間帯でやってました。なんたって「8時だよ!全員集合!」の時間です。
 それも、8時30分からは「デビルマン」でしたから、我が家ではドリフにチャンネルは行きませんでした。そもそもこの時間帯って「ハニーにおまかせ」「それ行けスマート」の時間では無かったでしょうか?あれも、大好きでしたから。
「ハニーにおまかせ」ハニー・ウェスト役のアン・フランシスは、好きな女優さんです。SFファンは、「禁断の惑星」を思い起こすでしょう。
「スマート」は「ゲット・スマート」という新作映画ができました。「ハニー」は映画化しないのでしょうか?
 と、話はそれましたが、「人造人間キカイダー」は、一読の価値あり!

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