たんたはバリヒと一緒にキリンの松に登ったり、ジャングルをくぐり抜けたり。とうとう謎の家にたどり着き、謎の生き物が散らかした部屋に潜入します。
空想と現実の境界線がない5歳くらいまでの貴重な子ども目線がぎゅっと詰まった一冊です。
私はもう一緒になってワクワクドキドキできないのですが、急にバリヒの天然おとぼけぶりが露呈する場面がはっとする楽しさでした。謎の家に潜入かとおもいきや、自分の家だったのを忘れてた!とかね。
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家庭文庫の読書会の課題本で、他の方の感想を聞くことでこの話の魅力をちゃんと考えることができました。
バリヒが、たんたの中から出てきた空想の友だち、という解釈をする方がいて、その考え自体は珍しくないですが、私はそこまで考えなかったので、なるほどなと。
あと、子育て支援をされているかたが、保育園に送るまでの車内で2人の姉弟がすごくおしゃべりしてくれるそうで、内容がたんたに共通するものを感じたそうです。つまりこうした空想は子どもにとって当たり前で、子どももどこか現実じゃないと分かっているけれど、大人ほど現実的じゃない。その子どもなりの幼さ(段階)を大事にしてあげるべき、という話が印象に残りました。ごっこ遊びは大切で、大人がもっとそれが出来るようなものを提供していかないと、とか。
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余談ですが、とうとう文庫運営の正式メンバーに入ってしまいました。なかなかちゃんと手伝えないのがいかんせん申し訳ないですが。さすがに2年もおいしいとこだけ参加していては…と感じていた次第です。
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