次々にピンチ到来でどうなるのー!と、一気に読んじゃうエンタメサスペンスでした。
あらすじ>父親に18年間監禁され、殺傷も厭わない護身術を叩き込まれた21歳のペティ。父が急死し自由になれたと思いきや、あまりにも理不尽な遺言はまさに怒髪天を衝くようなものだった。父が敷き詰めた道から必死に逃れようともがき、ついに自分の過去の重大な真実と向き合うことになる。
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腕っぷしの強い女子が頑張る話でもあり、素直に応援しちゃいました。学校も行かせてもらえず初めて世の中に出る彼女の、心細さと喜び(景色や人付き合いについて)を発見する描写がよかったです。
アメリカ内をどんどん移動するので、地理とか土地柄を知っているともっと面白いのかも。(知らなくても問題はないけど)日本のドラマにしても良さそう内容かなと最初は思いましたが、この逃走劇はでっかい土地じゃないとあかんのや…と思い改めました。
父親の行動はどう考えても正しくはないけど、こうして追い込まれて精神を病んでしまったと思えばなんとなく頷けるものもあるかなと。でも、理屈はどうあれ面白い設定をごろごろ転がしていくのっていいですね。
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