花日和 Hana-biyori

一寸法師

3年生に読み聞かせでした。
講談社の懐かし絵本(というシリーズ名ではないです)「一寸法師」
なぜか読み聞かせ界(?)ではまったく紹介もされないし扱われないのですが、私は好きですこのシリーズ。

作者は記載がなく、本格的で細密な日本画(絵:笠松紫浪)が、見応えがあります。私は大臣が扇の上に一寸法師を載せて眺める絵がとくに好きですね。都の人々がみんな雅やかで美しいです。

巻頭の解説は田辺聖子でした。幼年時代、これで育ったとのことですが、この本は2001年に再版されたものです。

子供たちは特に笑うようなこともなかったけど、すごく楽しそうに引き込まれている顔をしてくれたのでよかったです。後ろの方の子たちがにやにやしてました。やっぱり昔ばなしは強いなと。

一寸法師が大きくなる場面では「すごい」と素直。息子も自分で読んでいたとき「一寸法師ってすげえ」と言ってました。最初から最後までずっとまっすぐな性格と物言いで、ちょっと教育的過ぎるきらいはありますが、最近の屈折した主人公を見慣れていると、却って新鮮なかんじです。

(約14分)


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