1章しか読んでいないんですけどね。立川談志師匠の言葉の引用がたくさんあります。ちょっとメモしておきますね。
「人類の行為はすべて不快感の解消に端を発する」立川談志
談志師匠は、そんな不快感を人の力を借りて処理するのを「文明」、自分の力で処理するのを「文化」と見事にわかりやすく定義し、「できるだけ文明に頼らず処理すること」を良しとし、生涯「アンチ文明」の立場を貫いたそうです。
それを、著者の談慶さんは「めんどうくさい人やモノを、できるだけ自分の力で処理することこそ進歩。拒絶したらそこから退歩が始まる」と解釈して説明しています。ネット上では、「めんどくさい人を回避する方法の指南」ばかりが目立ちますが、この本はあえてめんどうくさい人と接することで自分が成長するよと教えてくれています。下記の文章が良かったです。
・人の悪口を言いたくないとき「ちょっとめんどくさい人ですよねえ」と言っておけばいい。「私も人のこと言えないけれど」という打ち消し用語も必須。
・誰かは誰かに必ず「面倒くさい人」と言われている。それが人間社会の営みなのです。
「人はめんどうくさい人やモノからしか磨かれない」
「めんどうくさい人間にならないために、めんどうくささを受け入れる」
逆説のようですが、世の中そんなことだらけ、とも語っていました。
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