〇子曰く、「人遠慮無ければ、必ず近憂有り。」
[しいわく、「ひとえんりょなければ、かならずきんゆうあり。」]
〇大意; 先生がおっしゃった、「人は常に将来のことをよく考えて対応策・予防策を練っておかないと、きっと近々困ったことが起こる。」と。
遠い先のことなど考えておいても仕方がないなどと思っていると、遠い先はいつの間にか足下にやってきているもので、その時にもしも事が起こっていたとしたら、まさにそれは「近憂」ということになります。遠い先もやってくれば近い今です。遠近の受け止め方を考えさせてくれた一文です。
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