走り梅雨が静かに空から降りて来て
雫にくるまれた可愛いお花さんたちが微笑む
静かなる初夏の午後
「おとうちゃん おとうちゃん 大雨が来そうだよ!・・・って
アマガエル君が高い処から大声で叫んでいるよ
低い処におとうちゃんのお墓を作ってしまったアマガエルの子供は
何時もそうやって雨曇りの空を嘆いているそうな
何時も いつもそうだから
本当に大雨になるのかも知れない
高い処に隠れていて姿は見せないけれど
ずっと叫んでいるよ
折れた枝先を植木鉢に挿して置いたら・・・元気に生きている。
昔 実家の池ノ端に咲いていたお花さん
母を思い出す