家の裏庭は網を張り巡らして姫(猫)ちゃんがご近所に迷惑をかけないように、
ある程度の自由(1種類だけ食べたい草がある)
土や雑草の上で本来の自由がいくらか得られると思って
・・・だからお医者様に掛かることもなく元気で過ごしている。
そこへ3か月ぐらい前から年寄りの野良猫が潜り込んできた。
団地内を野良していた猫である。
家は犬猫の駆け込み寺のように助けを求めて沢山の犬猫がやってきた。
姫ちゃんも夢ちゃんもクロミミちゃんも、犬のハナちゃんやサクラチャンも・・・犬は2頭とも13年の寿命を全うしていった可愛い家族である。
命は人も動物も植物も一度っきりの大切な地球に存在した証。
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今、ブログの更新をしている時、裏庭でカラスが騒ぐ。
もう幾許も残っていない野良猫の命をを獲物として狙っているのである。
すぐさま横たわっている猫の周りに網を張り巡らしてきた。
憐れな運命を生きてきた野良ネコの最後を守ってやる。
そしてこの野良猫の命が途絶えたならば市営の火葬場へ送ってゆく。
朝から息絶え絶えの野良ネコを新聞やタオルで敷き詰めた箱に入れてやったけれど、猫は迷惑そうに草むらに倒れるようにしながら安らぎを求めている。
イワシを焼いて目の前においてやったら
ねこはその場を離れて行く。
お水だって欲しくはないみたい。
只静かに体を横たえて居たいようだ。
猫は亡くなる時は姿を隠すと聞いている。
朝から涙ばかり溢れて息子に電話したりしている。
実家の肉親すべてを見送ってきた私は、
命への執着心が異常なのかもしれない。
どこかにご不幸があったり、
どこかで動物が無くなったりすると、
必ず近くの電線にカラスがズラリと並び、命の終わりを察知する。
どんなに涙をこぼしても枯れない涙って不思議。
楽しい夢を見て眠ってね・・・野良ちゃんへの慰めの言葉を何度もかけている。
ぶーやんが野良猫の愛称である。