ところで、ランチ「松風」、特別ランチ花御膳と並ぶ、花月自慢のランチメニューです。
点心には八寸と同じ料理も多数ありますので、これで3,500円(税別)はとてもお得です。
内容は、小鉢・お造り・お椀・点心盛合せ(十種~十五種)・変わり御飯・香の物・デザート、このバリエーションらしいです。
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本日のお椀、上蓋は波に漂う千鳥。百人一首からあまりにも有名な歌を思い出します。
「淡路(あはぢ)島 かよふ千鳥の 鳴く声に
いく夜寝覚めぬ 須磨の関守(せきもり) 」
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本日の小鉢は胡麻豆腐でした。お造りのお魚はいつも通りのシャキッとした歯ごたえ、いつもながらここのお造りは絶品です。
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本日の注目は「カンパチの千段巻」。
千段巻とは、古来の武具の取っ手などを「籐 (とう) や麻苧 (あさお) ですきまなく巻き、漆で塗り固めたもの」らしいですが、日本料理では大根やキュウリ等の野菜の桂剥きをもう一度締め直す、元の形に巻き直す手法をいうようです。
巻きなおす際には芯に美味しい食材が使われることが多いみたいですね。
本日の千段巻、カンパチの白身を煮つけた大根の桂剥きで巻いた一品です
大根の色は薄くてきれいですが、既にたっぷり出汁が染みています。
一見、風呂ふき大根のようですが、口の中では二つの食材がコラボ、大根はおでんのようにとろけます。淡白なカンパチにも味が染みて二倍楽しめました。
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【公式】神戸須磨の会席料理ランチ・ディナー │ 味と宿 花月
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