こんにちは、半次郎です。
Jazzのアルバムは古くから数多くリリースされていて、半次郎が未だに聞いたことのないアルバムも相当数あります。
ところがJazzアルバムを紹介した書物は大体、人気の高いいわゆる名盤というものを載せてお茶を濁しているものが多いようです。
それが悪いという訳ではありませんが、どうしても紹介するミュージシャンやアルバムの内容が似通って来ます。
ですから、知らないアルバムは知らないままだったりします。
実は、そういう『Jazzの名盤100選』といった類の本は嫌いではなく、半次郎もよく読んではアルバムを買う参考にしています。
でも、それでは知らないままのアルバムはず~っと知らないままです。(同じことを2度言うか!)
お気に入りのミュージシャンが出来ると、そういう入門書には載っていないアルバムも聴いてみたくなります。
ところが、いざ聴いてみるとこれが実につまらなかったり、ただただうるさいだけだったり、当たり外れがあるものなんです。
買ったはいいけれど、一度聴いたきりで、そのままCDラックの片隅に忘れ去られているものも少なくありません。
どうしても、好きになるきっかけになったアルバム(当然、出来が良い)と比べてしまいますから、やむを得ないのですが…。
ところが、それほど難しいアルバム選びも、何を買っても安心できるミュージシャンが2人います。
ハンク・ジョーンズとミルト・ジャクソンです。
彼らのリーダー作はいわゆる駄作と呼ばれるものがなく、何を聴いても水準以上です。
半次郎は全てを聴いた訳ではありませんが、今まで購入したものあるいは図書館などで借りたものを聴いて、期待外れだったという経験がありません。
それは、一つには、演奏技術もさることながら歌心があるので耳に心地良く、尚且つ演奏を楽しんでいるという余裕のような空気が伝わってくるからではないでしょうか。
もう一つは、奇をてらわないということ。
決してリスナーの鼻をあかしてやろうなどと思わないタイプの人たちで、オーソドックスな本物の中の本物のJazzなのです。
さて、ここまでが前振りです。
(長過ぎやで~!)
そのハンク・ジョーンズがドイツのミュージシャンと競演したアルバムがこれです。
タイトルは洒落ていて、『Have You Met Miss Jones』という有名曲をもじって、『Have You Met This Jones』。
アルバムの評価は共演者の出来に左右されるところが大きいのですが、意外にもこの無名のドイツのミュージシャンたちが悪くないのです。
これはハンク・ジョーンズの演奏が、どんな共演者をも乗せてしまうというマジックを持っていることの証しなのではないかと思うのです。
このアルバム、未だにCD化されていません。
半次郎はLP盤を持っていますが、今となっては聴けなくなってしまい、レコードと一緒に“後悔”も保管されています。
とにかく、早急にCD化して頂きたいものです。
待てよ、BOXセットのようなコレクターズアイテムものなら、全てのレコーディング・セッションが納められていますから、このアルバムの内容も入っているかも知れませんね。
探してみる価値はありそうです。
from 半次郎
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