半次郎の“だんごんがん”

要するに、居酒屋での会話ですね。
ただし、半次郎風のフレーバーがかかっています。
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I Shall Be Released / Bob Dylan

2016年10月14日 12時19分47秒 | 音楽(・・・いろいろな“音”も)

こんにちは、半次郎です。

ノーベル文学賞にボブ・ディランが選ばれたことで、50代以上の方は喝采しているのではないでしょうか。

半次郎は、ボブ・ディランは音楽の教科書に出ていた『風に吹かれて』などのいくつかの有名な曲を知っているだけで、ほとんど知りません。
アルバムも『欲望(Desire)』の一枚だけしか持っていないのです。
その中の『ハリケーン』と言う曲は、黒人ボクサー、ルビーン・“ハリケーン”・カーターの人種的偏見に基づいた冤罪事件を取り上げたシリアスな内容の歌でした。

この頃から半次郎は、ボブ・ディランが反戦とか人種差別に対して歌った歌が多いと言うことに気づきました。
いわゆるプロテスト・ソングです。
そう考えると、文学賞よりも平和賞の方がシックリいく感じなのですが、「新しい詩の表現を創造した」という授賞理由ですので、“吟遊詩人”としての面がより評価されたのでしょう。

今日はボブ・ディランのノーベル文学賞受賞記念に、この歌をご紹介します。
プロテスト・ソングの一つで、人種差別と絡んで無実の罪で収監された囚人を歌った歌です。
半次郎の好きな歌の一つです。

因みに半次郎は、ザ・バンドの歌で知りました。 


訳詞は『戦うオヤジの独り言…』からジョンジョンさんの訳です。
この方の訳が一番正確なように思えます。


『I shall be released』
                 by Bob Dylan


They say ev’rything can be replaced
Yet ev’ry distance is not near
So I remember ev’ry face
Of ev’ry man who put me here

I see my light come shining
From the west unto the east
Any day now, any day now
I shall be released

They say ev’ry man needs protection
They say ev’ry man must fall
Yet I swear I see my reflection
Some place so high above this wall

I see my light come shining
From the west unto the east
Any day now, any day now
I shall be released

Standing next to me in this lonely crowd
Is a man who swears he’s not to blame
All day long I hear him shout so loud
Crying out that he was framed

I see my light come shining
From the west unto the east
Any day now, any day now
I shall be released

 

  どんなものも取り替えられるって言うよな
  それどころか、どんな道のりも近くはないって言うよな
  だから俺は俺をここ(監獄)に入れたやつら
     全ての顔を思い出してたんだ。

  俺は俺の後光が来るのを見たんだよ
  こう、西の方から東の方向にな
  もう今にでも、今にでも
  おれは釈放されるべきなんだ

  誰でも護られる必要があるとか言うよな
 だれでも罪を犯すもんだと言うよな
 だけど誓って俺には今と反対の俺の姿が見えるんだよ
 この壁のずっと上の方のあたりにな
 俺は俺の後光がやって来るのを見たんだよ
 こう、西の方から東の方向にな
 もう今にでも、今にでも
 おれは釈放されるべきなんだ

 俺の隣の房で立っているやつ、この孤独な群集の中でな、
 誓って、こいつは絶対に無実の人間だぜ
 おれはこいつが一日中「おれははめられた」って
          大声で泣き叫んでいたのを聞いてるんだから
 俺は俺の後光がやって来るのを見たんだよ
 こう、西の方から東の方向にな
 もう今にでも、今にでも
 おれは釈放されるべきなんだ


 From 半次郎



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