半次郎の“だんごんがん”

要するに、居酒屋での会話ですね。
ただし、半次郎風のフレーバーがかかっています。
≪安心ブログ≫

『雨を見たかい』を知ってるかい?

2009年07月22日 10時30分00秒 | 音楽(・・・いろいろな“音”も)
こんにちは、半次郎です。

クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルの大ヒット曲に、『雨を見たかい』があります。
半次郎も大好きな曲です。

ところで、皆さんは、この歌の歌詞の本当の意味を、ご存知でしょうか?
恥ずかしながら、半次郎は今の今まで知りませんでした。

実はこんな歌詞なのです。
半次郎の訳は、正確ではないかも知れませんが、凡その意味は伝わるかと思います。


   雨を見たかい      (作詞・作曲 ジョン・フォガティ)


 ずっと昔、誰かが俺に話してくれた
 嵐の前には静けさがあるものだと
 そう、時々はそんな経験もしているよ

 そしてその静けさの後で、と彼らは言う
 晴れた日に雨が降ってくるのさと
 そう、まるで水のようにキラキラ輝きながら降り注ぐんだ 

 知りたいんだ、そんな雨を見たことがあるかい
 教えてくれよ、そんな雨を見たことがあるかい
 晴れた日に降り注ぐそんな雨を

 昨日も、その前の日も
 太陽は冷たく、雨は激しい
 そう、俺が生きていく間はずっとそんな風なんだ

 それが続く限りは、永遠にでも続くのさ
 速くなったり遅くなったりする環の中を通ってね
 そう、止められやしないんだ

 知りたいんだ、そんな雨を見たことがあるかい
 教えてくれよ、そんな雨を見たことがあるかい
 晴れた日に降り注ぐあの雨を


いかがですか?

“晴れた日の雨”を歌っているにしては、何か仰々しく思わせぶりでしょう?

“嵐の前の静けさ”と言い、その後で降って来る“キラキラ輝く水のような雨”と言っています。
しかも“晴れた日に”降って来るのです。

実は、この歌は、ベトナム戦争で使われたナパーム弾を歌った歌のようなのです。
遠回しに言っていますが、この歌のリリースされた年代を考えると、分かる人には分かるのでしょう。
その証拠に、本国では放送禁止になったそうです。

ただし、時期が時期だっただけに、曲解され放送禁止になったのかも知れません。
元々メディア全体で取り決めたルールといったものではなく、放送する側の自由裁量に任されている国ですから、ある放送局の、あるプロデューサーがたまたま反戦歌と判断し、電波に乗せるのを嫌ったということなんだと思います。

後日、作者は、自分たちCCRの崩壊が近いことを『晴れの日に降る雨』に例えて歌ったのだと語っているようですが・・・。
どちらの意味にも取れますから、作者が上手かったのでしょう。

from 半次郎

【補足】(Wikipediaより抜粋)

『ナパーム弾(ナパームだん、英: Napalm bomb)とは、主燃焼材のナフサにナパーム剤と呼ばれる増粘剤を添加してゼリー状にしたものを充填した油脂焼夷弾である。アメリカ軍が開発したもので、きわめて高温(900~1,300度)で燃焼し、広範囲を焼尽・破壊する。』

『ナパーム弾の充填物は人体や木材などに付着するとその親油性のために落ちにくく、水をかけても消火が困難である。消火するためには界面活性剤を含む水か、ガソリン火災用の消火器が必要である。また、ナパーム弾の燃焼の際には大量の酸素が使われるため、着弾地点から離れていても酸欠によって窒息死、あるいは一酸化炭素中毒死することがある。』

『ベトナム戦争で400,000トンが航空機から投下された。現在では残酷で非人道的との批判から公式に廃棄処分されアメリカ軍は保有していないはずである。アフガニスタンで使用されたという証言があるが、公式に確認はされていない。』



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