稲穂舞と題された句が刻まれています。「早苗挿す 舞の仕草の 左手右手」 山口誓子は、明治34年(1901)年11月3日生まれで、平成6年(1994)年3月26日に没しています。誓子という俳号の由来は、本名の新比古(ちかひこ)から「ちかひこ→ちかいこ→誓い子」だそうです。 昭和初期に「ホトトギス」雑詠欄の新鋭として活躍し、阿波野青畝(せいほ)、水原秋桜子(しゅうおうし)、高野素十(すじゅうと)とともに「四S」の一人に数えられたようです。つい最近、壺阪寺で阿波野青畝の句碑に出会ったばかりで、古社や古刹では、文人の関わるものが多いのでしょう。阿波野 青畝「塔見えて 躑躅燃えたつ 山路かな」。句碑を巡るのも楽しいかもしれません。
30秒の心象風景29965・句碑 稲穂舞~伏見稲荷~
https://youtu.be/hJ-Ufo44LPM
「平成15年壷阪寺開創1300年を迎えるにあたり、この宝塔の建立を発願し、多くの信徒の勧進により建立された。」とあります。 脇には、奈良県出身の俳人 阿波野 青畝(あわの せいほ)の句碑があります。「塔見えて 躑躅燃えたつ 山路かな」
30秒の心象風景29704・平成の多宝塔~壺阪寺~