伏見稲荷大社を訪れるのは2度目です。今回もすごい人混みに紛れての参拝です。年中こんな状態が続いているのでしょうか。歴史に名を残した人物が色んなものを奉納していることでも知られます。彼らの狙いは何だったのでしょう。そして、今こうして訪れている人々の思いは何なんでしょう。「赤い鳥居と狐」はそのシンボルで、それさえあれば、誰もが稲荷社だと感じるのです。稲荷とは、どんな神様でしょう。ここに来てみても感じるのは、参拝者各個人が自由に自分の御利益を願っている神様で、稲荷様とは、それらを全て受け止めているように思えるのです。日本の神様だと思っていたのですが、日本の三大稲荷と呼ばれているのは、伏見以外に、笠間稲荷神社(茨城県笠間市)、豊川稲荷(愛知県豊川市)、祐徳稲荷神社(佐賀県鹿島市)、最上稲荷(岡山市)等があるようです。豊川稲荷は円福山豊川閣妙厳寺という曹洞宗の禅寺、最上稲荷も最上稲荷山妙教寺という日蓮宗の寺です。それぞれの縁起は様々でしょうが、一般にお参りする人にとっては寺院とか神社とかは、あまり関係ないのかもしれないのです。
30秒の心象風景29957・門前の狛狐~伏見稲荷~
https://youtu.be/DDapOKqnPCo