真珠の輝きに魅せられて

真珠の輝きに毎日癒されているワーキングママです。

【真珠の豆知識】その8  お手入れ 保管について...etc

2008年03月22日 | ★☆★真珠の豆知識★☆★
真珠は貝から生まれた自然の宝石です。

それ故に美しくデリケート。

でも上手に保管していれば親子・孫三代くらいの間は

肉眼で判断できるレベルの変化はないといわれています。

正しい保管方法で美しいパールを受け継ぐことは大切なこと

だと思います。

大切な真珠を綺麗なままの状態で受け継ぐために!

今日は真珠の豆知識 真珠の取り扱い編です



真珠の劣化現象???


真珠は核のまわりを真珠層(炭酸カルシウム)が小さなレンガ

のように、何百から千層以上が積み重なってできています。

酸、熱、水に弱いのが特徴です。

特ににみかんの果汁には注意してください。

汗、酢、果汁、揮発性の高い化粧品、薬品、石鹸、ナフタリン、

ベンジン、ヘアスプレー、香水・・・

とにかく酸には気を付けましょう。

    ↓

真珠層表面のカルシウムが酸で溶けて、表面に微小な

凹凸ができ、光がそこで散乱するために起こります。

ちょうどガラスの表面に微小なキズをつけ、

くもりガラスを作るのと同じ現象です。

熱や極度の紫外線により黄ばみを起こす事があります。

長期間の光や熱に曝される事のないように気をつけましょう!

また、汗やほこりが付いたままにしておくと、

真珠の表面が酸や汗で侵され、

照りを失ってしまう原因になります。


なんて書くと怖くて真珠を身に付けれなくなってしまいますよね。

でも 大丈夫です。

身につけたら必ず拭いてしまう事です。

ご参考まで下記に真珠にしてはいけない事や、お手入れ&保管方法

を記載しておきます。



してはいけない事

・炊事やお洗濯などの家事をされる際は真珠製品は外してください。

・ご入浴の際、水辺のレジャーや温泉では真珠製品は外してください。

・硬いものとぶつかったり擦れあわないようにご注意ください。

・化粧品の影響を少しでも押さえるため、真珠製品はメイク完了後に
 
 身に付けてください。
 
 オーデコロン・香水などを使ったときは、乾いてからつけるように
 
 して下さい。        ↓
   
   パールの表面が吸収性があるので、香水やオーデコロンを
   吸ってシミになるばかりでなく、色や光沢を変えてしまう
   ことがあります。お出かけの直前にネックレスやイヤリン
   グをつけるほうがいいでしょう。


・火に近づいたり、車の中に放置しないで下さい。

・脱脂綿は漂白作用があるので、脱脂綿で拭いたりしないでください。


パールのお手入れ

ご使用になりました後、柔らかい布でそっと拭いてからしまう

ようにしてください。

着けた後そのままケースにしまうのではなく真珠の表面についた

汗や油や化粧品など出来るだけきれいにやさしく拭いてください。

お湯で柔らかい布をぬらし真珠を拭き、乾いた布で再度ふき取れ

ばばっちりです。

拭くことがパールの美しさを保つ秘訣です。

金具と真珠が接している部分に汚れが付着しやすいので特に念入

りにお手入れをしましょう。

また、ネックレスの糸は2年~3年に1度は替え。

玉と玉の間に隙間ができるような状態になった時は糸替え時です。

ワイヤーなら大丈夫ですけれどね。



保管

高温多湿・極端な状態は避けて暗い場所が最適です。

保管する時は、他の宝石とは別に”真珠専用の宝石箱”

に入れるようにしましょう。

ダイヤなどの宝石と一緒にしまうのは止めた方がいいです。

照明の影響も受けますので必ずケースに入れてください。

また防虫剤などの薬品や、化粧品などの近くでの保管は避け

てください。

私は全て真珠科学研究所さんから出ている【パールキーパー】

に真珠を入れて保管しています。

脱脂綿は漂白作用があるので、真珠製品を包んでしまうことは

避けてください。


★もし照りがなくなってしまったら

真珠科学研究所さんよりでているリフレッシュクロス

(黄色い布)で磨くとテリが戻りますよ!

真珠の光沢を回復させる布です。

貴金属製品にも使えるスグレモノです。

さらに 傷をつけてしまっても 深い傷でなければ

このクロスで消えてしまいます!

経験者が語るです。(経験者→私)



私も子供には、私の大切な真珠を綺麗なままの状態で受け

継いでもらいたいと思っています。

だからと言って箪笥の肥やしでは 真珠が可哀想。

身につけたら拭く!それが何より大切なことです。


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真珠の豆知識 その7【真珠の鑑別書】

2008年03月22日 | ★☆★真珠の豆知識★☆★
今日は真珠の鑑別書についての豆知識

宝石にはよく鑑定書や鑑別書 保証書がついています。
ただし、真珠には鑑定書は存在しません。


【鑑定書】

ダイヤモンドのグレードの評価をしたものが、鑑定書です。

4Cカラット・カット・クラリティ・カラーについて基準に

沿って行われます。

ダイヤモンドの品質を証明するものであり、

石そのものの種類を証明するのではありません。

一般的に 0.3カラット以上の 一粒石に対して発行されます。

0.2カラット未満のダイヤモンドや 多数のダイヤで

つくられたジュエリーには発行されません。




【鑑別書】

真珠の場合は鑑別書になります。

(真珠の他全てのジュエルストーンに対して発行されます)

真珠が天然であるかどうかを証明する書類となります。

顕微鏡や分光特性検査 光透過法検査 軟X線検査 

光沢測定検査...etc など精密機器を用い科学的、

物理的に測定し、真珠を客観的に証明する書類です。

また鑑別書は真珠の価値を決める物ではありません。

人工的な処理が施されているか、もしされているのなら、

どのような処理なのかの記載がされます。

(エンハンスメントとトリートメントの表記)

てり 巻き 実体色 きず 形の表示がされ写真も載せられています。




【保証書】
保証書はあくまでもその商品に対する店側の保証なので

真珠の価値を保証するものではありません。

アフターケアを受ける際に必要になってくるものですが、

何を保証しているのか、どんな時にどんな保証を受けられる

のかはその店によって違うので、確認しておいた方が良いでしょう。

鑑別書は費用がかさむ為、リーズナブルなジュエリーには 

販売店が発行する「保証書」を付けるのが一般的です。



【真珠の鑑別機関】

鑑定書や鑑別書を発行している会社は、あくまでも民間団体

であり、民間資格を有している方が検査機器、顕微鏡、

肉眼で鑑定・鑑別します。

公共機関や国家資格はありません。

いくつかの真珠鑑定機関が独自に基準を定め、判定する事になります。

そのため、鑑別書を取るのであれば信頼できる鑑別機関の鑑別書で

なければ無意味のような気がします。

私は鑑別していただくのであれば「真珠科学研究所」さんの鑑別書が

ダントツ信頼できると思います。

理由はもっとも厳しい基準の元に鑑別されていると思うからです。

最近はデパートで扱う真珠の鑑別書も「真珠科学研究所」さんの

鑑別書が多くなっています。

もう一社 真珠専門で鑑別をされている有名機関もありますが。。。

やはり判定が辛いのは「真珠科学研究所」さんです。

また、違う機関で花珠真珠と判定されても真珠科学研究所さん

ではそうは判定しないような花珠が多々出回っています。


最近は何故か花珠がやけに多い。。。

花珠と表示があれば最高品質と思い購入する方も多いでしょうから。。

花珠真珠を購入されるなら何処の機関の判定なのかは必ずチェック

してください。

「真珠科学研究所」さんの花珠であれば安心ですがね。

鑑別書は安心して真珠を購入する為の目安となるものです。

鑑別機関によって判定基準がまちまちですのでご注意ください。

また最高の花珠が欲しいのであれば専門店にて

「最高ランクの花珠が欲しい!」

と伝えて購入した方がいいと思います。

同じ花珠と判定された同士でも さらにランクはありますから。

要は信頼できる専門店からの購入が決めてになります。




【花珠】

下記は花珠の鑑別基準です。

【形:ラウンドであること】(限りなく真円に近いもの)

【真珠層の巻き:厚巻きであること】

【照り:強い照りであること】

【傷:無傷~微細傷であること】

【色:あこや真珠ならではの赤味があること】

ネックレスの場合は使われている真珠同士の色と品質の統一も加わります。



鑑別書は最高品質の物に対して取るのは意味があると思いますが、

そうでない真珠なら不要のような気がします。

これも人それぞれの考え方ですが。。。

信頼できる専門店で購入するのであればイミテーションを売っている

訳はないですし、真珠に施した処理も教えてくれるはず!

あくまでも鑑別書は安心して真珠を購入する為の役割を果たすものです。




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真珠の豆知識 その6【真珠の選定基準】

2008年03月22日 | ★☆★真珠の豆知識★☆★
今日は真珠を選ぶ時何を妥協する?の豆知識です。

選定基準
★真珠巻き 巻きが厚いほど上質で高価
★テリ   テリがいいほど上質で高価
★大きさ  大きい程高価
★色    好みの問題
★形    好みの問題だが真円は高価になる
★傷    どこまで妥協できるか
★連装(ネックレスのみ)

【参考 私の選定基準】

私は真珠を選ぶ場合にまずテリを重視します。

何故なら高テリで干渉色の素晴らしい真珠は、

大きさや傷に関係なく見飽きる事がないからです。



購入する前に、まず予算決めがあると思います。

決められた予算内でより満足のいく真珠を購入しよう

とした場合、妥協すべき点は大きさか傷になるかと

思います。

真珠は1mmサイズが違えば価格は大違いです。

サイズで言うならば、あとちょっとで10mmとか 

あとちょっとで11mmという惜しい珠がとっても

お買い得なのかもしれません。

真円の13.9mmの黒蝶真珠と14mmの黒蝶真珠があり、

全く同じようなテリ巻きであったとしたら13.9mm

の方が絶対お買い得だと私は思います。

鑑別する場合はこの0.1mmは大きな差になると思い

ますが、0.1mmの差は鑑別依頼するのではなく、

身につけていただけではそうそうわかりませんし



また傷があるものも、無傷のものよりも数段お安く

なるはずです。

傷を何処まで妥協できるかという事になりますが。。。

傷に関して言うのであれば 高テリの珠であれば

身につけてしまえば差ほど気にならないような傷で

ある事が多いと思います。

身につけて、ちょと距離をあけて鏡に映して眺めて

みてください。

間近では気になっていた傷が、テリによって気に

ならないというか、見えなくなっていませんか?

恋人でもない限り至近距離で身につけている真珠を、

マジマジとは見ないでしょうからね。


真珠のえくぼや傷は真珠がジュエリーとして

世に出る為の試練の証。

えくぼも傷もそれぞれの個性であり、真珠にとっては

勲章なんじゃない?

って私は思っています。

イミテーションにはない本物の証ですから!


テリが優れていたら傷なんて本当に可愛いものですよ。

そう言えば、「色白は七難隠す」といいますが、

真珠のテリは何難隠すのでしょうね?



ネットショップやオークションで真珠を購入する場合は、

不明な点は何でもメールで質問すると良いと思います。

良心的なお店はなんでも親切に答えてくれます。

が、基本的な知識はご自分で勉強して的確な質問を

業者にした方がスムーズに話が進むと思います。

また、ネット購入となりますと写真で判断して

真珠を決める事になると思います。

写真も毎日のように見ていると、

こんな写真の真珠はこんな珠だな!

とわかるようになってきます。

色味の奥深さとか、干渉色はこんな風に写るな~とか

透明度は珠の周辺にこんな感じに出るんだな~とか。

真珠を一点一点綺麗に撮影し、インターネットに

アップさせるというのは真珠取扱い業者にとっては

大変な作業になると思います。

自分の持っている真珠を写真に撮影してみるとわかりますが、

それはもう真珠は、写真撮影するのが大変難しいのですよ。


そんな真珠を できるだけ本物に近い状態で撮影し、

アップしているのが「真珠職人」さんです。

写真の撮り方をみても 自分の真珠や作品への優しい

愛情が感じられます。

ネットで購入を考えているようでしたら「真珠職人」さん

のHPで目を肥やすのが一番だと思います。

数々の真珠写真を私が見てきた中で、実体色も干渉色も

忠実に撮影されている素晴らしいHPです。




また 一般店舗にて購入する場合は、デパートや

総合宝石店よりも真珠専門店にての購入がお勧めです。

デパートは大変割高になる傾向があります。

また、店によって品揃え傾向が異なります。

あこやばかりを扱っている店もあれば黒蝶真珠専門店

もあります。

自分が欲しいのはあこやなのか、黒蝶なのか白蝶なのか?

ははっきりさせておいた方がいいと思います。

例えば、黒い真珠を購入しようと思っている場合、

あこやの黒真珠を考えているのか、それとも黒蝶真珠

を考えているかでは店選びから変わってしまう

ように思います。

店舗に購入に行く場合なら、周りに高品質な真珠を

持っている方がいるならば借りてお店に持参し、

真珠の見え方がその店の光源下でどのように見えて

いるのかを見比べ、購入する珠と比較してみれば

いいと思います。

真珠は光源によって見え方が変わりますので、

色々な光源の下で見てみてください。

できれば 自然光の差し込む場所に持っていって 

直射日光が当たらないようにして観察してみてください。


ネックレスを選ぶ場合は、ネックレスの両端を持ち、

真珠を回転させながら見て下さい。

巻きムラ真珠を容易に見つける事が出来ます。

また、真珠の連装についてもよく見てください。

実体色のカラーは真珠の珠と珠の間を見るとよくわかりますが、

色味の濃さは同じくらい?

干渉色にはピンクとグリーンがありますが、色を揃えてあるか?

など など。。。



某ジュエリー店のパールの催しを見に行った時のことですが、

ピアスなのに干渉色が片方はグリーン 片方がピンクというのが

並んでいました。

「これはわざと 干渉色を違えて作られているのですか?」

の質問に定員さんはきょとん?としていました。

そんな店舗もあるのです。

普段はダイアなどのストーン物ばかり扱っている

定員さんだったのかもしれませんね。


以上は私の真珠の選定基準です。

私はテリ重視ですが、形や大きさを一番に考える方も

勿論いらっしゃると思います。

ただ 真珠が宝石である以上 輝きは譲れない。。。

と私は思っています。

テリの良い小粒真珠は、テリのない大粒真珠に間違いなく

勝りますから



真珠はとっても奥深い宝石です。

やはり知識が豊富で、素晴らしい真珠を日頃から

数多く見ている専門店からの購入が望ましいと思います。


そしてできる事なら、ご自分でも日頃から沢山の

高品質の真珠を見る機会をみつけ、じっくり目を肥やして、

末永く愛着が持てる真珠をGetしてくださいね。




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真珠の豆知識 その5 【真珠の色】

2008年03月22日 | ★☆★真珠の豆知識★☆★
真珠の色は説明するのが難しい
光源によっても見え方が違うし。。。
真珠の本来の色を見るには直射日光の当たらない
自然光の元で見るのが一番です。
理想は自然光の入る北窓で 部屋の明かりを消して真珠を見ます。
個人的に私は朝日の入る部屋の 窓辺から見る真珠が
一番実際の真珠の色を見る事ができるようで好きなのですが。。。

今日は真珠の色についての豆知識です。


真珠の核の周りに付着した真珠層はレンガ状の構造をしています。
そのレンガにあたる部分は炭酸カルシウムで色でいうと干渉色
(グリーン・ピンク)、を放つ場所です。

また、レンガを固定させる接着剤にあたる部分はたんぱく質で
このたんぱく質の色をボディーカラー(実体色)といいます。
真珠層と核の間にできる有機物などの色は下地色になります。


貝のたんぱく質の色素が真珠層に反映しボディーカラー

(実体色)が出ます。

真珠はボディーカラーにテリによる干渉色が加わり、

真珠特有の優しい何ともいえない色を作りだしています。

干渉色はグリーンとピンクがあります。

真珠の色はボディーカラーと干渉色で真珠のお色となります。



あこや真珠

あこや貝は黄色い色素を持っている事から

ホワイト系~ゴールド系の真珠ができます。

ゴールド系の真珠は接着しているたんぱく質の色素(黄色)

が見えているわけです。

また、よく黒真珠と言われる黒いあこや真珠は、

黒蝶真珠とは異なり、染色による着色・化学反応による着色・

放射線照射による着色のいずれかの処理により色を出しています。


最近はブルー系のあこやも人気があります。

ブルー系の真珠は、核と真珠層の間にある有機質が色となって

見えているわけですが、ナチュラルと断りのない真珠は

上記の着色処理を施しています。

      


黒蝶真珠別名:タヒチ真珠)

黒蝶貝にはレッド、イエロー、グリーンの3つの色素が

含まれており、これらの色素が重なり合うことにより、

黒やグリーンといった色を発します。

黒蝶真珠の色は大きく、グリーン系、グレー系、ブラック系、

ホワイト系、レッド系、ブルー系の6種類に分けられます。

そしてそれらの色が混じりあい、さまざまな色の真珠が

できてきます。

さらに、この実体色の上に、ピンクやグリーンの干渉色が

加わりますから、黒蝶真珠の色は、千差万別です。

ここにこの真珠の他の真珠にない、色の多様性という特徴

があります。

ピーコックと呼ばれる黒蝶真珠のグリーン系最高品質や

サンセットブラックと言われるレッド系の最高品質、

ブラック系の黒蝶クィーンなど、

素晴らしいお色や珍しいお色が多々あります。

一般的にグリーン系の色が入っている方が評価は高いよう

ですが最近はブラウン系のお色も人気です。

私個人的にはパープルが色濃くでている珠や、

鮮やかなブルー系が好みではありますが。。。

黒蝶真珠は実に多彩な色調、色相を持っています。
  




白蝶真珠

オーストラリア産(シルバー系)

インドネシアやフィリピン産(ゴールド系)

黄色みが全く出ていないものと、反対に黄色が色濃く

出ている珠の両極端で評価されます。

【茶金】と言われるピンクの干渉色が強くでている珠は

大変希少性が高くなります。

またシルバー系の最高品質真珠を【ビィーナス】

ホワイト系の最高品質真珠を【クィーン】

と真珠科学研究所では評価しています。





真珠の色は様々で一概にどの色が良品質であるとは言い切れません。

色の好みはお国柄もあるようです。

ヨーロッパではゴールド系が人気があり、

黒蝶のレッド系は嫌うとか。。。

形も真円よりバロックに人気が集まっていたり。。。

あこや本真珠については、一般的にはピンク系が好まれて

いるため、評価が高くなっているように思います。

自分の好みのお色がやはり一番です。

そして 自分の肌に合うお色を見つける事が大切ではないでしょうか?





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真珠の豆知識 その4【あこや調色とナチュラル】

2008年03月22日 | ★☆★真珠の豆知識★☆★
あこや真珠の調色とナチュラル

一般的に断りのない限り『あこや真珠』と言えば

『調色された真珠』を指します。

あこや真珠は程度の差こそあれ、何らかの漂白処理をされています。

調色は漂白が必要なあこや真珠には欠かせない技術です。

我が国で真珠養殖の歴史が始まって以来今日まで100年以上もの間、

真珠加工会社が切磋琢磨して築き上げてきた、真珠加工技術なのだ

そうです。

とは言うもののあこや真珠が調色されているなんて、知らなかった人が

多いのではないでしょうか?

調色の必要がない真珠はごく一握りの高品質真珠だけなのです。

多くのあこや真珠にとって調色は欠かせない工程と言えます。

あこやの鑑別書付のお品をお持ちの方は鑑別書を見ていただくと

大抵の物はエンハンストメントしてあります等の表示があります。

こちらの表示ある物は何らかの調色処理が施されています。

あこやピンク系最高品質【花珠真珠】でも無調色のあこや真珠は

めったにありません。

という事で、今日は真珠が製品になる前に行われる調色処理



真珠のしみ

真珠は貝から採り出した時から美しく輝くものだと思われて

いる方も多いと思いますが、そのような真珠は滅多に存在せず、

多くは染みや汚れを持っています。

宝飾品としての価値を発揮させる為に漂白処理が施されます。

真珠のシミとは真珠の一部が周りの色と違っている所の事を言います。

貝の分泌物に異常が起こりシミとなります。

貝から取り出された時に8割以上の真珠はこのシミをもっています。

このシミを取り除くために漂白処理が行われます。

ただ、この処理を行うとあこや真珠の本来もっている淡いピンク味

までをも漂白されてしまう場合があります。

それを補って元の状態に戻してあげる加工が調色です。

無調色真珠(ナチュラル)はこの調色加工を行っておらず、

真珠本来の生まれたそのままの美しさを追求したものです。

自然の海から生まれたままの「真珠本来の美しさ」にこだわって、

自然のままの美しさ、光沢・真珠層の緻密さ・色相をそのまま生

かした真珠がナチュラルです。

また、漂白処理をしていない前処理段階までの無調色真珠もあります。

調色は物理的には染色に属する加工ですが、真珠の表面に色を

着けるわけではなく、真珠層内部に染料を浸透させますので、

擦ったりして色が落ちることはありません。

この調色処理は鑑別書に記載されるエンハンストメントになります。。

調色加工の細かい手法・技術は各加工会社のノウハウです。

染みの多い珠など、この本処理で驚くほど美しく変わります。


しかし、元々の品質が粗悪な真珠はいくら調色を施しても綺麗

になることはありません。

本来調色を施した方が綺麗に仕上がっていたであろう無調色

の真珠を選ぶよりは、適切な加工により調色された真珠の方が

真珠本来の輝きを楽しむことができます。

照りに関しても漂白処理によって真っ白になってしまった無調色

の真珠よりも、きちんと調色された真珠の方が真珠層内部の光

の屈折率が適切になるため品質的に勝ります。

真珠を選ぶ時にはあまり調色、無調色にこだわり過ぎず

まず真珠として美しいかどうかを基準にして選ばれると

良いでしょう。

でもナチュラル真珠で素晴らしい物に出逢えたならば、

それは大変希少なお品との出逢いとなります。




真珠は調色の有無にかかわらず光によって褪色する傾向が

ありますので、保管時にはケースに入れて光に当てないように

しておくことが大切です。

また、調色は一般的に色褪せしやすいと言われていますが、

真珠層の巻き厚が厚ければ、過度に心配する必要はありません。



最後にエンハンスメント(改良)とトリートメント(改変)について

エンハンスメントは一般的に行われ、その真珠本来の美しさ

を引き出す加工の事ですが、トリートメントとは人工的に

色等を変えてしまう加工の事ですから注意が必要です。

つまり、エンハンスメントはお化粧のような事で、

トリートメントは美容整形のような事です。


エンハンスメントの例
加熱:色素、光沢の改良
漂白:シミ、色素の除去
シミ、色素の除去:軽度の色調の改良

トリートメントの例
染色:染料による色の改変
着色:化学薬品による色の改変
放射能照射:放射能照射による色の改変



調色か?ナチュラルか?

結局、大切なのは単に調色をしていないだけなのか、

調色の必要がないのか、の見極めが大切になってきます。

真珠選びの前にまず、真珠についての知識、経験が豊富なお店を

選ぶことが大切です。

調色についても疑問があれば遠慮なく聞いてみると良いでしょう。

品質に自信を持っているお店なら、きっと丁寧に答えてくれます。

中には、良くない真珠を加工の技術だけで美しく見せる真珠も多く

出回っています。


以上のことを考慮の上で、それでも私はナチュラル真珠を手にしたい

と思うのでありました




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【真珠の豆知識】その3  巻きとテリ

2008年03月22日 | ★☆★真珠の豆知識★☆★
女性の肌を引き立たせ、どんな目的にも使えるアクセサリー。
真珠って素晴らしい。
私が真珠を選ぶ基準はまずテリが素晴らしいこと。

今日はテリと巻きの豆知識です
テリが素晴らしいと言う事は巻きも厚い
という事につながります。
「巻き」と「テリ」は真珠の輝きを左右するもので、
真珠を選ぶ時の大切なポイントになります。


【巻き】

巻きとは、核を取り巻く真珠層の厚さのことです。

真珠層とは貝の中に入れた核という中心の周りに覆うように貝が

作り上げた天然のベールのような物。

また、真珠層が厚いということは長年の経過と様々な条件を満たし、

耐久性にもすぐれています。

汗や酸、傷に弱い真珠の輝きを長く保たせることができるという

事になります。

そして、真珠層の厚さが均一で厚ければ厚いほど重量感が生まれ、

真珠特有の深みの有る、上品な真珠の輝きを生み出し、

風格をただよわせます。


美しい光沢が出る為には、0.4mm以上の真珠層の形成が必要となります。




【テリ】

光輝(テリ)があるから真珠は宝石なのです。

真珠ならではの暖かみのある輝きは何にも変えられない魅力です!


真珠を見た時感じる光の反射の度合いがテリです。

真珠層が半透明である為、表面における光の反射・

表面付近の薄層における光の反射・核面における

光の反射が重なってテリの効果が現れます。

光透過性など真珠の内面構造によって、大きく変わってきますが、

一般的に真珠層の結晶が滑らかであり、真珠層が厚いほどテリ

も増していきます。

テリが良い真珠は、鏡のように反射して真珠に映り込むものが

シャープに見え、真珠を覗き込むと自分の顔が映っているのが

はっきりと見えます。

そして、真珠の中心部分から強く輝きを放つようなものが

良質とされ、大きな真珠や巻きの厚い真珠でもテリが無いものは

良い真珠とはいえません。
 

【結論】

真珠層の巻きが厚くきめ細かいほどテリ良くなってくるということです。

巻きとテリは一身同体ですね。

真珠の内側からの力強いテリが出ているようなものが巻きがよく

テリもよいという事です。

ただ、巻きの厚さはX線検査装置で測定しないと正確にはわかりません。

結局の所、巻きとテリに焦点を絞った場合で、鑑別判定されていない真珠

から選ぶのならば、テリの素晴らしい物を選ぶという事になります。

表面の滑らかさは勿論ですが、表面だけがピカピカしている珠ではなく、

中から沸き立つように力強いテリを放っている真珠がいい真珠

と言えるのではないでしょうか?

私は真珠が大好きなだけで、真珠博士ではないですが色々と調べ、

沢山の真珠を見てそう思い、確信しています。

(自分ではそう思ってます。ふふ)


内面から強く放たれるテリが素晴らしい。。。

これまた人間のようです。

人も真珠も内面が大切だという事でしょうね。

女性がいくら化粧をしても、地肌が美しくないと透明感のある滑らかな

美しさをかもしだす事ができないのと同じですね。。。


せっかく選ぶ真珠ですから、沢山のよい真珠からより素敵な一粒を選び

たいものですよね。

日頃から機会があれば、沢山の素晴らしい品質の真珠を見て目を

肥やしていきたいものです。

オークション等で真珠を購入されるなら「真珠職人」さんの

HPの写真を見て目を肥やして行くのも良いかもしれませんよ。




【今日の真珠】

今日は初めて出勤前に写真が撮れました。


今年の宝飾展で4人の方からお声をかけられた白蝶&黒蝶カクテルです。
指輪はお気に入りの黒蝶です。




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真珠の豆知識 その2  真珠の形

2008年03月22日 | ★☆★真珠の豆知識★☆★
今日は真珠の形編

真珠は真円ばかりではありません。
フォーマルになりがちな真珠もバロックやらドロップやら
素敵な形を取り入れて真珠がもっと身近な物になったらいいな~


そう言えばまだご紹介していなかった真珠を一つ
とってもブルー系の黒蝶です。





【真珠の形】
真珠は真円の核を入れて作られても、貝が分泌する有機物の状態や、
他の異物等が入り込んだために様々な形ができるようです。

大まかに形を分けると

ラウンド(真円)

セミラウンド(やや円)

セミバロック(やや変形)

バロック(形が統一感がなく変型しているもの)

 の4種類になります。

 その他に

オーバル(楕円形)

ボタン(円を一方から押しつぶしたような形)

ドロップ(しずくの形)

サークル(表面にミゾが平行して入っている形)

ポピー(ケシ珠で丸みを帯びた小粒真珠)

ツイン(双子珠 だるまのような形)

シード(平らなでちいさい粒真珠)

トップ(とがった蓋をかぶせたような形)

タドパール(おたまじゃくしのような形)

 などがあります。


完璧な真円の真珠は大きさが大きくなる程採るのが

難しくなり高価になります。

また、バロックなどの変形はまさに世界でひとつしかない

真珠のため、根強い人気があります。


綺麗なドロップ形も趣きがあり、とても素敵です。

イヤリングは同じような似た形を見つけなければならないので、

真円より探すのが大変そうな気がします。


評価としては丸のものに限らずドロップ、バロックなども

評価の対象になります。



私もはじめは真円の物 お色も一般的なお色ばかりを見ていました。

真珠を沢山見始めると、変わった形や変わったお色へと目が

行くようになってきました。

円もいいけど 変形も素敵。


2粒と同じ真珠はないと思うと、自然の作り出す真珠の神秘さ

を感じてしまいます




【今日の真珠】

またまた会社のトイレからですが。。。




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黒蝶&白蝶3珠リング

2008年03月22日 | 【今日の真珠】
またまたトイレから失礼します。

18日の真珠です。この日は暖かだった~

段々と日差しが強くなってくると、黒蝶も明るいブルー系

に目が行きます。

3珠リングの白蝶と合わせてみました。

24日はあこや【真多麻】のデビューする日!

息子の卒業式だ~

そろそろコートはいらない気候ですね


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真珠の豆知識 その1

2008年03月22日 | ★☆★真珠の豆知識★☆★
今日は真珠の豆知識!
暫く私が真珠を選ぶために調べてみたあこや豆知識?を連載?
します

【あこや真珠】

最も代表的な真珠で、「真珠」と聞いて頭に思い浮かべるのも、
おそらくこのあこや真珠でしょう。
我国で養殖されるほとんどの真珠があこや真珠です。
母貝自体が手のひらくらいの大きさなので真珠もそれほど
大きくありません。
ごく一般的に真珠と言えばこの真珠を指します。

日本のアコヤ真珠は日本独自の四季によって生み出される深みの
ある色・てりが特徴です。
春から夏の適水温で成長したアコヤ真珠は、冬の低水温時ゆっく
り成長し深みのあるてりを出す「化粧巻き」を創り出します。
これが海外にはない日本の四季と豊かな海が育んだアコヤ真珠です。
真珠の表面のキメが細やかになりやすいと言われています。


【貝の種類】:アコヤガイ

【採れる所】伊勢志摩・瀬戸内海・四国・九州

【大きさ】:2~10mm大きければ大きいに超したことはありませんが、
        アコヤ真珠では直径が10mm程度が最大級となります。
        8mm以上のサイズになると希少価値が加わってきます。
        とはいえ、気に入った大きさがありますよね...。
 
 
 【色】アコヤ真珠では、ホワイトピンク系、ホワイトグリーン
        系からクリーム系、ゴールド系といった色が中心。
 

 
 【形】形は貝の性格上きめの細かい結晶を分泌するため他の
       真珠に比べても丸くなる確立が高いと言われています。
       少し変形したものやバロック真珠といわれる形の変わ
       ったものも楽しめます。
       まれに真珠がふたつくっついた双子形の真珠ができる
       こともあります。
 

  【越珠】アコヤ真珠の養殖は4月~8月に核入れをし、当年も
       のの真珠は12月~1月に採取しますが、越珠は1年
       以上経過した翌年の12月~1月に採取します。
       二夏を経過させる事でより真珠層の巻きを厚くしている
       真珠です。
 

  【花珠】ピンク系の最高品質
      ①真珠層の巻きが厚い
      ②光沢が良い
      ③傷やエクボの無い真円
      ④白のボディーカラーにピンクの干渉色
      などが挙げられます。
      しかし、自然の貝の中で育まれる真珠の中で①~④の
      条件を全て満たしている珠は非常に少ない結果になります。
      その為、業界では針の先でつついたくらいの微小な傷は
      「真珠のエクボ」として無傷として扱っているようです。?
      「花珠」は非常に希少性が高く、お値段も高価になります。
      かつて真珠養殖草創の頃、生産者たちが追い求めていた
      真珠がありました。
      それは、鋭い輝きの中に、ピンク色がにじみ出て、
      しっかりした巻きできれいな面に無傷の珠。
      形は方転がりとも言れる真円が理想の真珠の姿でした。
      それを誰ともなく「花珠」と称したのだそうです。

    
  
         ↑
       こちらが真珠職人さからお譲り頂いた真多麻です。   
  
 【真多麻】ブルー系アコヤ真珠の最高品質を真多麻といいます。
       ピンク系が花珠と呼ばれているのに対してブルー系が
       真多麻になります。
       テリ・巻き・きず・面・形の品質要素 全てにおいて
       非常に優れており、自然に出来たほのかに青みを感じ
       させる色合いの珠になり大変希少性が高くなります。

  
 【金色】ナチュラルゴールド系の最高品質は「金色(きんしょく)」
       と呼ばれています。


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