緩和ケア病棟では、月に1~2回演奏会(音楽療法の一環)が行われている。
前回は、病棟の先生がギターを弾いて唄って下さったそうだ。
義父と義母も参加し、義父がフランク永井の「おまえに」を出ない声を振り絞って唄ったそうで、
参加しなかった私は大変残念な思いをしたので、今回は絶対に参加したかった。
「歌声喫茶すみれ 秋のスペシャル」
~お琴の音色で初秋のひとときを~
むかし懐かしい琴の伴奏で ご一緒に歌いましょう
私が着いた時には義父達はすでに着席していたが、、
おしゃれな義父はスリッパから革靴に履き替え、帽子をかぶり、ジャケットとズボンに着替えていた。
その車椅子の義父の後姿の細い肩、細い首筋を見ていると涙があふれてきて仕方なかった。
その時、流れていたのが琴の演奏で「里の秋」。私の好きな曲。
琴の音色って気持ちを良い意味で波立たせるんだな~って思った。
でも楽しい音楽会なのに涙は禁物。必死で抑えた。
リクエストないですか?と聞かれ、義父は曲リストの中から「お富さん」を選んだ。
唄ってください~と言われ、声が出ないからと首を横に振っていた義父だが、
マイクを渡されたら、かすれた声でところどころ唄っていた
前回の演奏会ではベッドから自分の足で立って車椅子に乗れたのに、
今回は立つことができなかったことにショックを受けていた義父だった。
緩和ケア病棟では(時々?)病室に無料でポタージュスープや玄米スープを患者さんに配って下さる。
この日は私も玄米スープを私もいただいた。玄米茶?コンソメ?という不思議な味だった。体にいいのかな
まさかこの演奏会の3日後に昏睡状態になり、亡くなるとは誰も思いもしなかった。
Mameshiba
私も5年続けて「うたごえの会」をやっていますが
確かに参加してくださる方のためにはなっているなと
手前味噌ながらも思っています
今年はおとついの土曜日に終了しました
来年も再来年も続く限りやっていきたいと思っています
お父様に楽しんでいただけてよかったです
合掌・・・
最近、自分の最後を想像してしまいます。
やり残しがあったら嫌だなぁ。
>やはり歌うことはいいですねえ!
声を出すことは健康にいいですよね。
病室を出ることも気分転換になって良いようです。
でも病室を出ることのできる病状の患者さんは少ないようで、それが悲しかったです。
>参加してくださる方のためにはなっているなと手前味噌ながらも思っています
参加される方達は心から楽しんでおられることと思います。
唄っているときは皆さん素敵な笑顔なんでしょうねえ
>来年も再来年も続く限りやっていきたいと思っています
お疲れ様でした。そしてこれからも素晴らしい活動を続けていかれて下さいね。
緩和病棟の演奏会のとき「もしかしてキミコさんかも?」なんて思ってたんですよ(^^ゞ
>お父様に楽しんでいただけてよかったです
有難うございます。義父は好きな歌を唄えて嬉しかったでしょうし、
義母にも私にも大変良い思い出ができました
>穏やかな感じがいいですね。
ほんとそんな感じです。穏やかな時間が流れていました。
>最近、自分の最後を想像してしまいます。
>やり残しがあったら嫌だなぁ。
私も、ものすごーく考えるようになりました。
やり残しというより、あとに何も残らないようにきれいに逝きたいですわ。
周りに迷惑かけたくないから、処分するものは処分しておかないといけないし、
なんせ頭がしっかりしているうちにやっておかないといけませんね。
でも自分が認知症になったと自覚できないのが認知症だし・・・。
民間の施設に入居するには大金がかかるから無理だろうしなー。老後がほんと心配です。