はるかのカフェテリア

15歳蒼君、僧帽弁閉鎖不全症、腎不全、肺水腫(10回)、膵炎→12/25天使に
14歳紅亜、肝細胞がん(疑い)のブログ

映画鑑賞 屍者の帝国

2015年10月13日 | 映画・観劇
★★★☆☆

若くして亡くなったSF作家、伊藤 計劃さんの3作品を映像化する『Project Itoh』の第一弾『屍者の帝国』です。
ご本人の事は存じてなかったのですが、映画の番宣で映像を見たときに、クオリティの高さとまた私の好きな世界観だったので、これは見るしかない!と思いました。
今回見るにあたって色々と下調べをしたのですが、この屍者の帝国は未完で(30ページの執筆のみ)その後を円城 塔さんが受け継いだ作品です。
レビューを見ると、賛否が分かれていましたが、まだ伊藤さんの作品を読んでいないため、屍者の楽園に対する感想がとても難しいです。
別物だという方もいれば、これはこれで良いという方もいるし…

映画だけ見ての感想としては、世界観はすごく自分の好きなもので、また屍者をテーマにするという難しい、そして人間の傲慢さが
はっきりとわかる、でも素晴らしい作品でした。
ただ友人の魂を復活させるためにあえてその技術にのめりこんでいった主人公ワトソンが、友人の魂を…と言いつつも、遺体に杭をグサグサ刺して(情報をインストールするために、いちいち首にドリルを刺すのですが)その映像はぐろいです…
途中までは良かったのですが、終わりが全く理解できませんでした。
正直『え???』と放心してしまいました。
鑑賞していたのが女性3人だったのですが、多分他の人も理解してなかったのでしょう、エンディングロールがおわってもなお皆席を立てませんでした。
続きがあるのではないかと…
いまwikipedia見た所、エンディングがそもそも全然違うものでしたね。
原作を読んで、またこの作品を見ようと思います。

11月は本来ならば伊藤さんの第一作『虐殺機関』が上映される予定でしたが、諸事情により延期されて、伊藤さん2作目、12月予定だった『ハーモニー』が先に来ます。
どちらの世界観も自分の好き設定なので両方楽しみです。

今回の死者の帝国の入場者プレゼントは、
QRコードがついていてそれを読み込むとキャスト(2種類あってランダム配布 ワトソン細谷さんorハダリー花澤さん)の原作朗読音声しおりです。
最近自分的お気に入りの細谷さんの朗読。思った以上に長編で、聞きごたえ満点です♪
しかし、最近はスマホありきなので、こういう特典の時はしゅんってしてしまいます。
以前、紅茶花伝の進撃音声もQRコードだから、ガラケーでも読み込めるーと思ってやってみたら、
ダメで…しかしipodでできたんで、今回も、ipodの活躍により無事聞くことができましたww


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 手編みのセーター | トップ | Canon EOS kiss Digital N »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画・観劇」カテゴリの最新記事