ロサンゼルスで、着物暮らし

太陽燦燦のロサンゼルス近郊で接する和なあれこれ。
LAに帰って来ました。肌寒い日が続いています。

紫陽花の帯でいしのすけさんと

2006年06月06日 | ひとえ
いしのすけさんと銀座デート! SNSで出会い、ブログにコメント交換するようになり、今日初めてお目にかかったわけです。待ち合わせのコーヒーショップで、テンポよく会話をリードしてくださるいしのすけさんは、二年のフランス暮らし以外は東京生れ東京育ちのお方。ほどなく打ち解けて、回った呉服屋さんにも驚かれるほどの自然さで午後の時間をご一緒いただきました。
まずは二軒のもとじさん、ゑり善さんとむらたさんはウィンドーだけ堪能し、大トリは志ま亀さん、とそれぞれ個性ある品揃えの充実したコース。今まであまり呉服屋さんを見てまわる、ということをしたことがなかったので、とても新鮮でした。
写真は二軒目の織のもとじさんで撮っていただいたものです。背景からもお察しいただけるように、とてもモダンなお店の設えに、独特のこだわりを感じられるお着物や小物のお店でした。一軒目の男着物関係のお話も大変ためになって、いつか夫と一緒に訪ねてみたいものです。
季節物の紫陽花の帯はMi伯母からのいただきもの。今はこういう作りの帯は見ない、とお店の方にいわれました。北関東で手配したものらしく、生地と帯芯などの仕立てもそれが反映されているようにも思えます。着物はこの日と同じJ祖母のもので、何かの縮ではないかとのこと(後日註:改めて知合いの呉服屋さんに尋ねますと、塩沢とのことでした)。
いしのすけさんもご親族のお着物と帯を着用してこられ、なきご祖母さま方へのお気持ちの深さに共感したことでした。本当にお着物がお好きなんだなあ、と伝わってくる勉強熱心さで、お店の方と掛け合いでお話になっている様子には脱帽。どうも時間が足りなかったようで、再びご一緒いただける機会を楽しみにしております。本当にいろいろのお心遣いをありがとうございました。

義母の琉球絣

2006年06月04日 | ひとえ
義母の琉球絣をお借りしました。しゃきっとした感触でありつつ体に沿うこの琉球絣は、何か単衣ものを、と義母にお願いしましたら、洗いに出してくださり昨日あがってきたものです。もともと亡義父が鹿児島あたりの方にいただいたという反物を、義母のお母さまがお仕立てなさったのだとか。一尺三寸よりも少し短めの袖に合うクレープ地の長襦袢も一緒に仕立てられたものでしょうか。袖口に施されたレースも可愛く、さらっとした肌触りでとても軽い着心地。臙脂の紬帯、薄色の帯揚、薄緑・水色・白色の細紐三本の帯締、草履も義母のものです。
これを着て、幼い夫を抱いたこともあると聞き、義母の着姿もここに登場させたいとねだりお手を煩わせたのですが、見当たらないとのこと。残念でした。

東京で着物デート

2006年05月30日 | ひとえ
半日みっちりmakiちゃんと着物デートしました。白金台のフレンチランチ、東京都庭園美術館、恵比寿でkanaちゃんも合流して晩御飯、と満喫。
makiちゃんはお袖を直したばかりの可愛い袷の小紋に刺繍半襟、ローズ色にバラ柄のお母さまの帯がぴったり。私はJ祖母の織の単衣に、義母から借りた楓が織られているような白い半襟&白塩瀬を合わせました。春先から大活躍したこの塩瀬、日本で洗いに出すつもりで持って帰ってきたのですが、思ったよりも時間がかかるようで、しばらく日本で留守番してもらうことにしました。というわけで名残の一回。帯締は右前にあるぽつぽつ模様が各色可愛くて、気に入りです。五月下旬といっても随分と気温が上がり、単衣でも体温が溜まって大変でした。

初単衣は雨

2006年05月23日 | ひとえ
今日は雨でしたけれど、発掘された草履カバーをつけ負けずに出かけました。母の娘時代の単衣は袖丈が長めの1尺5寸。麻の長じゅばんに勾玉様の透かしが入った麻の半襟をかけて、気分だけは爽やかに。帯はJ祖母のもの、着物の織りの色からとった水色の帯締はK祖母のもの、と総動員の組み合わせです。夏物の紺の羽織を着て、かばんはタイの青空マーケットで手に入れた木製を持ちました。
おめめくりくりのあまりの可愛さに思わず写真をお願いした男前は、友人Riちゃんの次男さん心祐(しゆう)くんです。末が楽しみ♪