きもののお手入れって日本でもちょっと手間がかかりますよね。こちらにお住まいの方はどのようにお手入れなさっているのかしら、と思っていたところ、日本人が多く住んでいる地域のクリーニング屋さんなら和ものを扱ってくれると聞きました。気になっていた長襦袢をお願いできる場所が見つかった!とばかりに早速フリーウェイを走って30分。仕上がりに一週間かかるということで取りに行きましたら、和洗(やわらぎ)と書かれた立派なたとう紙に包まれておりびっくり。さすがロスは日系人や駐在が多い都市なんだ~と改めて思いました。ただ少し縮んだような気もしなくもないので、これからはやはり日本に持ち帰ろうかしら、と思案しています。
昨日のエントリーにての赤と黒が日本のイメージという母の言葉に関して、もう少し書きたいと思います。うろ覚えですがキーワードは確か「漆」。漆の英訳は”Japanese Lacquer” またはそのまま ”Japan”ともいわれます。その漆の塗りに黒と赤が多いというところから、日本といえば赤と黒というイメージになったのではないでしょうか。また、神社や稲荷の鳥居も朱と黒という色構成ですよね。赤については、海外に大量に流出した柿右衛門様式などの染付には美しい赤絵が施されていましたね。
真美さまのお言葉に力を得て、えーい!と前からの晴れがましいショットもアップさせていただきました。この赤い帯揚、もし女児に恵まれましたら、十三参りに身に付けて渡月橋を渡ってもらいたいものです。
真美さまのお言葉に力を得て、えーい!と前からの晴れがましいショットもアップさせていただきました。この赤い帯揚、もし女児に恵まれましたら、十三参りに身に付けて渡月橋を渡ってもらいたいものです。
お茶のデモンストレーションで舞台に上がるということで、他の方と相談の結果、一月に着た小紋になりました。会場が椿の盛りということで帯は母から譲り受けた椿の意匠のもの、帯揚は先日初釜のお土産にいただいた赤の縮緬、帯締はちょっと引いて薄い桃色を選びました。
私の実年齢をご存知の方にはちょっと過激な色合わせでしょうけれど、この乾いた砂漠気候の土地では燦燦と降り注ぐ陽光に映える鮮やかな配色。イギリスに暮らしたことのある母から、外国の方にとって日本の色とは赤と黒よ、といわれたこともあって、今日の観客はアメリカ人でもある、と思い切りました。画家の三橋節子さんが「水蒸気の国」と評した日本、特に京都では怯むでしょうね。異国ならではの取り合わせです。なお、黒い帯に薄い色の帯締は京都の先生がよくなさるので、いつか真似したい、と思っていたのを実現しました。
私の実年齢をご存知の方にはちょっと過激な色合わせでしょうけれど、この乾いた砂漠気候の土地では燦燦と降り注ぐ陽光に映える鮮やかな配色。イギリスに暮らしたことのある母から、外国の方にとって日本の色とは赤と黒よ、といわれたこともあって、今日の観客はアメリカ人でもある、と思い切りました。画家の三橋節子さんが「水蒸気の国」と評した日本、特に京都では怯むでしょうね。異国ならではの取り合わせです。なお、黒い帯に薄い色の帯締は京都の先生がよくなさるので、いつか真似したい、と思っていたのを実現しました。
明日に着る予定の組み合わせに先駆けて、先月の初稽古の時に着たものをアップします。
このきものは母の従姉であるM伯母からいただいたものです。浜松在住の伯母はご自分に女の子がいらっしゃらないことから、遠縁の私に若い頃に母上に見立ててもらったいくつかを分けてくださりました。私は祖父の姉にあたる福島在であった大伯母とは子供の時分に二回会っただけですが、何とも優しい聡明そうな方だったと記憶しています。既に世を去られたその方の目が入っていると思うと、なお一層愛しいものに思えるものです。
この紅型小紋には北川の塩瀬を合わせました。日本ではちょっと派手かとも思える組み合わせに、Eguちゃんデザインの帯揚と帯と合わせて買った帯締です。
このきものは母の従姉であるM伯母からいただいたものです。浜松在住の伯母はご自分に女の子がいらっしゃらないことから、遠縁の私に若い頃に母上に見立ててもらったいくつかを分けてくださりました。私は祖父の姉にあたる福島在であった大伯母とは子供の時分に二回会っただけですが、何とも優しい聡明そうな方だったと記憶しています。既に世を去られたその方の目が入っていると思うと、なお一層愛しいものに思えるものです。
この紅型小紋には北川の塩瀬を合わせました。日本ではちょっと派手かとも思える組み合わせに、Eguちゃんデザインの帯揚と帯と合わせて買った帯締です。
初めて自分で買ったといっても、後が続いていないのですから、今のところ、唯一という方が正しいのでしょうね。何年か欲しいと思っていたこのきものを縁あって二年ほど前に手に入れました。山岸艶子さんのほたる絞りです。その当時、お店の方が教えてくださるに、この方はもう随分なご高齢で後継者もいらっしゃらないので、このままだと作家さん独自の技術が途絶えてしまうのですよ、と。袖を通すたびに、その後、引き継ぐ方は現れたのかしら、ということが頭をよぎります。美しいものを作ることは並大抵のことではないでしょうが、何とか次の世代に引き継がれることを祈らずにおれません。
ゆっくりめの初釜に合わせた帯は、大学卒業祝いに父方のK祖母からいただいたとみや帯です。孔雀に花紋の袋帯の一色をとったブルーの帯締で少し爽やかに。
ゆっくりめの初釜に合わせた帯は、大学卒業祝いに父方のK祖母からいただいたとみや帯です。孔雀に花紋の袋帯の一色をとったブルーの帯締で少し爽やかに。
ブログの名前に使いたい都市名は、ロサンゼルス、L.A., ロス、羅府と複数の表記があって、迷ってしまいました。周りの方に少し意見をうかがってみたところ、前の二つが同数の支持。先頭のロサンゼルスの方がどちらかというとゴロがよいように思うので、ひとまずこちらでやってみることにしました。ご意見くださった皆さま、ありがとうございました。
こちらでは着物に袖を通す機会がそれほど多くなく、gooは初めて使うということもあり、ぼちぼち更新していこうと思います。よろしくお願いします
こちらでは着物に袖を通す機会がそれほど多くなく、gooは初めて使うということもあり、ぼちぼち更新していこうと思います。よろしくお願いします