ロサンゼルスで、着物暮らし

太陽燦燦のロサンゼルス近郊で接する和なあれこれ。
LAに帰って来ました。肌寒い日が続いています。

West Hollywoodでデモンストレーション

2007年06月03日 | ひとえ
ご無沙汰しております。
West Hollywoodの本屋さんで、薄茶のデモンストレーションをしました。 'Liquid Jade' という本を出版した著者のBが、サイン会兼講演する一部分を受け持つ形。場所に合わせた設えも、ナレーターのYさん、正客役のKさんも素晴らしく、かなりきちんとした実演になりました。たった一回だけでは勿体無かった、と思うのは、きっと無事に終ったからでしょうか。Yさんのご主人のTさんと夫の手助けは本当にありがたいことでした。
講演は、お茶がどのように世界の歴史にかかわっていったのかを分析する切り口が非常に面白いものでした。ドイツ人を父に、イタリア人を母に持ち、イタリアで育ち、修士号もローマで取っているという著者の視点は、茶の起源である中国に始まり、日本、そしてヨーロッパへの移行を冷静にみています。大体Teaなんて最近になるまで飲まなかった、という個人的嗜好ゆえ思い入れがないのも一因でしょうね。もっと関心のある方は、こちらをどうぞ。
着物と帯は、昨年下鴨神社へ行った時と同じ組み合わせで、帯揚と帯締だけ変えています。単衣は軽くて楽ですね。本調子でなかったので、ゆったり目に着付けました。