いしのすけさんやずっと以前にさくら子さんも興味を持っていてくれた帯揚です。
大学時代の友人が呉服卸問屋に就職し、しばらくしてから彼女のセンスで染めて商品化した帯揚は、いろいろな色の組み合わせがあったかと記憶しています。その中から、この色目を選んだのは彼女だったか私だったかよく覚えていませんが、プレゼントしていただき愛用しています。
金茶という色は落ち着いた中にも華やかさがあって、和物ならでは色合いだと私は思います。空気が秋めいてくるとこの帯揚を手に取ることが多いような気がするのは、木の葉の色の移り変わりを意識せずとも心に描いているからでしょうか。
当時二十代の友人が関わったこの帯揚を使うとき、「もっとEちゃんのセンスでたくさん作ってほしいわあ」と言ったらば、「いろいろあってそうもいかへんねん」と話してくれた事情など思い出します。「作らはるほうも大変やねんなあ」と思ったことです。その彼女も退職して、今は京都を離れちょうど結婚一周年の秋です。おめでとう。
大学時代の友人が呉服卸問屋に就職し、しばらくしてから彼女のセンスで染めて商品化した帯揚は、いろいろな色の組み合わせがあったかと記憶しています。その中から、この色目を選んだのは彼女だったか私だったかよく覚えていませんが、プレゼントしていただき愛用しています。
金茶という色は落ち着いた中にも華やかさがあって、和物ならでは色合いだと私は思います。空気が秋めいてくるとこの帯揚を手に取ることが多いような気がするのは、木の葉の色の移り変わりを意識せずとも心に描いているからでしょうか。
当時二十代の友人が関わったこの帯揚を使うとき、「もっとEちゃんのセンスでたくさん作ってほしいわあ」と言ったらば、「いろいろあってそうもいかへんねん」と話してくれた事情など思い出します。「作らはるほうも大変やねんなあ」と思ったことです。その彼女も退職して、今は京都を離れちょうど結婚一周年の秋です。おめでとう。