かぎ針の細編みで円を6分割(6目増)で編む方法を記事に書いてきましたが、6分割ではうまく編めないことがあります。その理由とゲージから円の増目を割り出す方法を書いていきますね。また、編み物の本の編み図通りに編んでいるのにきれいな円が編めない時の参考にもなると思います~
理由
かぎ針編みは、糸の太さやかぎ針の号数、編む人の糸の引き出し具合で大きくゲージが違ってきます。円を編むときは、輪にするため、目数が少ないと編み地がお椀型になったり、目数が多すぎると編み地が余ってしまいます
また、編み物の本を見て、編み図通りに編んでいるのに、きれいな円にならない時は、その作品を編んだ作家さんのゲージと自分のゲージが合っていないからです。きれいな円にならない時はゲージを編んでみるといいですよ
円の増目の割り出し方
①ゲージを編む
編み地を編んだら、10㎝四方の目数と段数を数えます
②小学生の時に習った割り算の筆算を思い出す
答え(商)が5で、余り6ですね。覚えていますよね、筆算!
③円の増目の割り出し計算をする
割り算の筆算で、目数を段数で割って下さい。そうしたら、答え(商)1に足してEを、段数から余りを引いてFを出します。詳しくは下の図
目数Aを段数Bで割って、答え(商)Cに1を足したEと余りDがペアで
答えCと段数Bから余りDを引いたFがペアになります
実際に計算すると
例のように、ゲージによって、増目の数が違ってきます。
円がうまく編めない時はやってみてくださいね。