林道のクサギにはアゲハ類が集まってくるがミヤマカラスアゲハやカラスアゲハは翅が擦れている。新鮮な個体が多いモンキアゲハは今の丹後ではシロチョウ並みの普通種でカメラを向けることはない。クサギでアゲハ類を撮り終えて林道を移動し去年新鮮なミヤマが吸水していたポイントに行くとアゲハが飛んできて車の前の笹に止まったので見るとなんとミヤマの、丹後でミヤマは珍しくないがとの出会いは稀。
ミヤマカラスアゲハ ♀
ミヤマカラスアゲハ♂
丹後地方も連日の猛暑、早朝から丹後縦貫道路の枝道を走ると崖下から伸びたオニグルミが車1台幅の林道の上を覆う。もしかしてと降りて探すとオナガシジミのがいた。 新産地だと思う。
他にゴイシシジミ、ルリタテハ、サカハチチョウ、ムラサキシジミ遠くで確認できなかったがたぶんイチモンジチョウや夏季で小さくなったルリシジミにキチョウなど。12時前後に何時ものクサギによるとアゲハ類が集まっている。ミヤマカラスアゲハやカラスアゲハ、モンキアゲハは猛暑の日中の動きは素早い、見ているとクサギに集まってはモンキアゲハがカラスを追い出し数秒で雑木林の日陰に入っていくが5分ほどしてまたクサギに集まってくる。
ミヤマカラスアゲハとカラスアゲハ
オナガシジミ
丹後半島でのオナガシジミはもう10年ほど前から山野草を探しに林道を調査している時に夕方オニグルミの樹冠で飛ぶシジミチョウに気づいていたがタモや長竿を持たずストロボを使わないので撮影は諦めていたが2021.07.25に湿地でトンボの撮影中にオニグルミの古木の下で偶然オナガシジミを発見、翌2022.07.31にも同じ場所で足元の下草で10頭ほどを見たが今年は数回訪れたがそのチョウ影は見ない。地元のチョウ屋さんが採卵して仲間にも配っていると伝え聞いたが同じ場所での採卵も考えられるが、もしそうであればその影響も考えられる。今年は2023.08.12に丹後の奥地でゴイシシジミを撮影中にオニグルミを見てもしかして と探すとオナガシジミのメスがいた、新産地と思う。詳しく書くとまた採卵の恐れがあるので背景が映らない写真のみ添付。添付写真は撮影日が入るコンパクトカメラで
2023.08.12
2022.07.31
2021.07.25
ハヤシミドリシジミ 2023.07.02 兵庫県北部
午後よりカシワ林まで、奈良や大阪からの採取者5人といつものチョウ友2人、思いのほか少人数。ハヤシは多産、発生時間の関係か全く開翅してくれない。
ウスイロオナガシジミ 兵庫県北部 2023.06.17
去年フィールドで出会った若者にウスイロは朝来市和田山の竹田城近くで多産すると場所を聞いていたが丹後から遠くあきらめていた。昨日ヒサマツ撮影時の前に訪れたヒロオビの産地でミズイロと思いながら撮っていたチョウを図鑑で確認するとウスイロオナガシジミ、ここはウラジロも産し良いポイント。今日は仕事で訪れることができないが、遠来のFBFが行っているはず、良い結果が出ればと
ヒロオビミドリシジミ 2023.06.10 兵庫県豊岡市
早朝PCを立ち上げて去年の6月の画像を見ていたらちょうど1年前のヒロオビミドリシジミを撮っている(4枚目)、急いで出発。産地に着くと1年前と同じでKさんが長竿で叩いて下ろして撮影中、また便乗させていただいた。撮影後オオミドリを撮影に行くというKさんと別れて三川山へ 先人はいつものように大阪のFBFの I さん、二人でフジの出現を待ったがチョウ影がないのでヒサマツのポイントに移動、先人から「〇〇さん?」と聞かれる、聞くとFBFのMKさん。しばらく待ったがチョウ影がなくMKさんを残して下山。