丹後半島   フォト日記 京の涯から なんとなく ・・・

丹後半島の写真ブログ, すみれはブックマークの「スミレ想い」でリンクしています。

丹後半島 竹野海岸

2016-05-14 18:20:56 | 新丹後風土記よもやま・ばなし FBより

 

丹後半島 竹野海岸   2009~2013年5月

この海岸の写真は2006年から四季を通じて撮り続けているが5月の海浜植物の咲くころが一番良い。ハマヒルガオ、ミヤコグサ、マンテマ、スナビキソウ、ハマボッスなどが咲き一面花畑となり何よりもお気に入りは観光客が誰もいないことで漁村の子供が浜辺で遊ぶ光景は団塊の世代の幼い頃を思い出させる。
2013年ごろまでは砂浜のスナビキソウにアサギマダラが、ミヤコグサにはシロチョウ等が舞ったが近年浜辺の浸食が進みスナビキソウが少なくなりアサギマダラもあまり見ない、同時に海浜植物も少なくなり写真の面影がなくなっている。

 

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ツマグロキチョウ

2016-05-14 18:09:00 | 新丹後風土記よもやま・ばなし FBより

ツマグロキチョウ 越冬個体 絶滅危惧Ⅱ類 2016.05.08

ツマグロキチョウはカワラケツメイを食草にして草刈りなどが行われる草原,農地、河川や堤防などの背の低い草地などで見られる黄色いシロチョウ科。普段よく目にする黄色いチョウはキタキチョウやモンキチョウでツマグロキチョウを見ることは少なく兵庫県北部のスキー場などではごく普通に見ることができるが丹後半島の平地で見た話を私は聞かない。昨日(5月8日)丹後町の集落外れ、水田が広がり里山に入る道沿いで元気なく黄色いチョウが飛んでいた、普段 キチョウを目にしても撮らないが、もしかしてとアザミに止まったところを数枚撮りFBに載せると昆虫研究家さんからコメントが入り、ツマグロキチョウに間違いないだろうと。

1枚目・・丹後町での越冬個体...
2枚目・・兵庫県北部 カワラケツメイで
3枚目・・兵庫県北部 アキネジバナで

 

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エビネ

2016-04-30 20:01:55 | 新丹後風土記よもやま・ばなし FBより

エビネ 
丹後半島のある海岸沿いの小高い山中、10年ほど前にエビネが20株ほど小群落しているのを見つけて毎年観察に訪れている。
ジオパークに認定されてからはこの低山に入る人が増えて採掘を心配しているが今のところ健在。しかし 時間の問題と思っている。まだ多くが開花していないがチラホラ咲き出した。自生環境がわかる写真をアップ

 

 

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ハルユキノシタ

2016-04-28 06:31:12 | 新丹後風土記よもやま・ばなし FBより

ハルユキノシタ 
      撮影日2010.04.10  京都府準絶滅危具種 
      花期 4~5月

 日本海側に多く丹後半島では山地のやや湿地に広く自生しているユキノシタ科、岩上などに生える多年草です。通常 花茎の先に白色の花が咲くが私が見た個体は色鮮やかで、経過観察を と一週間後に訪れると採掘の跡が。こんなことであれば 採集して標本をつくって置けばと 後悔をした野草の一つです。...
蕾の時期には色がついているが咲くと消える種もあるようですがそれだけが原因でないと思う。 下は通常品

                

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琴引き浜鳴き砂文化館 イソスミレ観察会

2016-04-18 06:23:13 | 新丹後風土記よもやま・ばなし FBより

イソスミレ観察撮影会 2016.04.16 FB 「新丹後風土記よもやまばなし」より転載

例年この時期に鳴き砂文化館主催の「イソスミレ観察会」があり定員20名に10数名の参加者がある。主催者がどのように募集されているのか知ら無いが毎回丹後以外の参加者も数人。例年のことで参加者が少なくなり今年は趣向を変えてイソスミレの撮影会として観察会の後に当日撮影した作品を鳴き砂文化館に送って頂いて展示するそうです。当日の参加者にガイドと撮影のアドバイスをして欲しいとと同行を依頼されたが30数年前に脱サラをして土日も休みなく刑務所の独房のような(経験は無いが 笑い)狭い機場で一人で仕事をしていた毎日で家族意外と対話をしたことが無く人前でマイクを持って案内などとてもできないと固辞したが撮影のアドバイザーとして参加。撮影ポイントごとに此処はどのようなアングルで撮れば良いのか など専門のガイドさんに説明を求められたが、そもそも最近のカメラは昔のマニュアル時代と違い携帯でもコンパクトでもオートでシャッターを押せば綺麗に映るのであえて撮影テクを語るより数多くシャッターを押してその中から選んだらよいと思っている。た...だ海岸がバックになるので露出の補正が必要であるがこれも個人的にカタイ写真が好みなので聞く人がいたら説明しようと黙っていた 役に立たないアドバイザーでした。京丹後のケーブルテレビの撮影者が同行していたので放映があるのかな
昼食は地元 掛津 琴引き浜の「まんぷくくらぶ」の方が作って頂いた「丹後ばらずし」を食しながら談笑。5月にはアサギマダラ観察会が予定されてます。

イソスミレ、アマナスミレ、ハマハタザオ、ハマエンドウ、ハマダイコン、コウボウム、、開花前のスナビキソウ、ネコノシタ、ハマゴウ、ハマボウフウ。
イソコモリグモなど

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丹後半島 此代

2016-04-07 06:27:01 | 新丹後風土記よもやま・ばなし FBより

丹後半島 此代地区

鹿害は丹後半島でも進み、その足跡は海岸の砂浜にまで残るようになり多くの野草が姿を消している。
10年ほど前から山野草の写真を撮ることを趣味にして丹後半島の海岸や野山を歩いているが、この2~3年で大きく変わり自生野草の存続に危機感を感じている。ここような状況の中で此代地区はイノシシが掘った穴を多数見かけるがまだ鹿の被害は少ない。集落の山手を走る道路にはイチリンソウ、スミレ、トキワイカリソウ、ヤマルリソウ、ムラサキケマン、、などが小群落で残り季節の野草はまだ多く残っている。写真は去年と今年の比較で撮影日に多少の違いがあるが同じ場所での撮影、自生環境はあまり変わってない。

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フナバラソウ

2016-03-25 21:13:02 | 新丹後風土記よもやま・ばなし FBより

休日はカメラを持って出かけることが多い。

何を撮るか目的を持たずにその時に目に留まった山野草、野鳥、チョウなどの昆虫を撮っている。深い知識がなく思うままシャッターを押してブログやFBに投稿しているが時々稀有な出会いがある。添付写真はフナバラソウで環境省の絶滅危惧種であるが丹後半島には意外と多い。海岸などでスクっと立ち上がりチョコレート色の花を咲かしているが これは種子が群落地から浜風にのってケサランパサランのように運ばれて根付いたのだろう。フナバラソウは図鑑などに寄ると分枝しないとあるが分枝した株を見つけてフナバラソウの変種かなと 地方植物園に持ち込み植物研究家さんにルーペなどで茎や葉の裏表の繊毛の状態などを詳細に観察して頂いたが「踏みつけの影響」との結論にがっかり・・・・

稀有な出会いと言えば、先日 たまたま蛾を撮ってアップしたところ瞬時に昆虫の大家さん数人から隠れコメで「お?っ、フチグロトゲエダシャク♂??」「わお!フチグロトゲエダシャクだ??」などコメが入ったり 全くやり取りが無い若いフォロワーさんから「自分の目でも確認したいから撮影場所を...教えて」と訳の分からないコメが入ったので 不思議に思いググってみると兵庫県では過去に2例しか記録がない希少種で私が3例目と判った・・・・

朝から思いつくまま書いているが 好奇心旺盛で写真を楽しんでいる

フナバラソウの花と実

フナバラソウを食草にするジュウジナガカメムシ

 

フチグロトゲエダシャク

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タムシバ

2016-03-25 21:08:53 | 新丹後風土記よもやま・ばなし FBより

タムシバ
丹後半島を車で走っていると
山に咲く白い花をよく目にする季節になりました。
コブシに似ているが丹後でコブシを見ることは少なく
その多くはタムシバです。...
見分けるポイントは花の下に葉の有無で
花の下に小葉が付くのがコブシ、付かないのがタムシバ 

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コクワガタソウ

2016-03-14 06:45:35 | 新丹後風土記よもやま・ばなし FBより

クワガタソウ 京丹後市 久美浜町 2015.05.10

クワガタソウはHPや植物のサイトでよく見るオオイヌノフグリと同じゴマノハグサ科で図鑑などによると山地の沢沿いや少し湿気のあるところに生えて本州の太平洋側に多いとある。

兵庫県や京都北部の滝めぐりを数年間続けてきたが出会いがなかったが...去年の5月に久美浜の沢沿いで初めて見た。自生地はマムシが行く先を横切るような人が入ることがなく鹿害なのかマツカゼソウ以外に見ることがない沢沿いの小道。
京都府のRDブックには記載されてないが、日本海側の兵庫県や京都府内の産地の状態が気になる。。ただ5月は昆虫を捜して滝めぐりを中断することが多かったので丹後でも多産しているのかも 知れない。

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オオタチツボスミレ

2016-03-11 22:10:41 | 新丹後風土記よもやま・ばなし FBより

鹿害は丹後半島でも年々進んでいる。
去年の4月に偶然通りがかった丹後町の山裾には
オオタチツボスミレが群落していたが
もう数年でこのような群落は見られなくなると思う。
スミレのフィールドにしていた峰山町の里山はすっかり丸裸、...
数年後、丹後にもスミレが咲いていたと懐かしむようになるかも。
今年1月1日には海岸のイソスミレの自生地でも
鹿の足跡を見ている、対策をたてないと環境省絶滅危惧種の
イソスミレも手遅れになる

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ハグロシハイスミレ

2016-03-11 22:02:34 | 新丹後風土記よもやま・ばなし FBより

ハグロシハイスミレ  京丹後市 大宮町 2009.04.12 

シハイスミレが土壌の影響で変色した種、2008年ブログの山野草仲間が丹後のスミレを案内して欲しいというので 2009.年4月に砂方のオトメスミレ、網野のイソスミレ、このハグロシハイスミレなどを案内した。このハグロシハイスミレに異常に関心を示したので土壌の影響で変色しているが、移植すると普通のシハイスミレに戻ると説明して車を止めている大宮町駅で別れたが少し気になって翌日ハグロシハイスミレの自生地に行ってみると、、、、その足で砂方に行ってみるとこちらも、、、。

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カンアオイ

2016-02-25 21:42:59 | 新丹後風土記よもやま・ばなし FBより

サンインカンアオイ 丹後半島
カンアオイは地域性があり多種、丹後半島ではサンインカンアオイが10月から3月中旬ごろまで咲く、

桜のような花もあれば 花がない季節に落ち葉の下で柿のヘタのような花を咲かす、

採集者が多い種、花を見た後はそっと落ち葉を被せて

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イワギリソウ

2016-02-23 07:09:31 | 新丹後風土記よもやま・ばなし FBより

イワギリソウ 環境省絶滅危惧種

丹後半島の山の中に環境省絶滅危惧種のイワギリソウの群落地があり5月中旬には斜面一面にピンクの花が咲き風情ある光景を見ることができます。イワギリソウは鉢植えに適し山野草愛好家が好むため乱獲で激減した種でこれほど群落して残っているのは全国的にも希少だと思います。京都府の指定植物で採集は禁止されていますが僕は実生で育てています。数年前ここに登る細い道を封鎖していただいてからは僕も行っていませんが広く知れ渡ると乱獲される恐れがあるので自生地の場所にはお答えできません。悪しからず。

実生から7年で花が咲きました

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キセワタ

2016-02-21 20:30:43 | 新丹後風土記よもやま・ばなし FBより

キセワタ シソ科 メハジキ属 
環境省絶滅危惧種Ⅱ類(VU) 京都府絶滅寸前種

丹後で初めてこの花に出会ったのは2007.11.11、静御前の生誕地といわれている磯地区の静神社の山斜面(1枚目の写真)、一般的な花期は8~9月なのでかなり遅い時期の発見でキセワタか自信が無かったので、幼株を
野草に詳しい在野の研究者が園長をされている地方植物園に同定や報告を兼ねて送ったが、、、、無事受け取って頂いたか不明。...
偶然でも一度出会うと不思議に続くもので、翌2008.08.31に依遅ヶ尾山でも発見(2枚目の写真)、翌2009.08.15にも同じ場所で確認したがその次の年からはその姿を見なくなった。京都府内で2010年以降に新しい発見の報告が無ければ府内では絶滅し、依遅ヶ尾山産が京都府内の最後のキセワタかも知れ無い。
当時 磯地区から採集した実を植物学者のに送り、その後世代交代が続いていると聞いている。

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カラスアゲハ

2016-02-20 11:44:20 | 新丹後風土記よもやま・ばなし FBより

カラスアゲハ  依遅ヶ尾山  2008.08.14

日本で一番美しいチョウは?と聞かれるとミヤマカラスアゲハを挙げる人が多い、丹後では 時に見ることがあっても意外と少ないチョウです。
写真はカラスアゲハで丹後では集落外れの高台や里山の入口などで
アザミの花で吸蜜する姿をよく見る。このチョウも美しい。...
撮影場所は関西100名山として知られる依遅ヶ尾山の登山口駐車場で広さ車7~8台の空き地、例年は地元の山岳同好会などがボランティアで草刈りされている。
此処には山から清水が流れて小さな湿地ができ 季節になると 
いつ行ってもカラスアゲハやモンキアゲハ、ウラギンシジミなどが
吸水行動し、メハジキやマルバノホロシなど山野草も豊富に見ることが出来た。

この写真を撮って2,3年後に訪れると駐車場がそれなりに整備されてすっかり様変わり、湿地は見る影もなく荒れ チョウの姿は無く、野草も姿を消していた。

駐車場の隅に「○○大学○○ゼミ」の大きな木組みの看板が、、、

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