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思いつくままに書く普段の生活、非日常、その他何でもあり
電子関係の工作、修理など。アマチュア無線局JA6FYL

MT-1200 調子は  基本が大切!

2013-11-23 18:13:09 | Weblog
MT-1200のその後

現在、いい調子で動作している。

寒くなり電気ストーブを使っている。
不安定なのは、寒い朝電気ストーブを使う時だ。

米国の機器を使う時に、120Vを100Vで動作させることが問題になる。
そのことは、知っている・・・つもりだ。
このMT-1200は、100V対応であり問題ないと思っていた。

しかし、不安定な時をよく考えてみると、電気ストーブを同時に使う時だ。

動作するときは、問題ない。
内部の点検を何度も行い、ODEP 温度についても再調整を行った。

あと少しで修理完了と焦りが出ていた。

もう一度、しっかり考えてみる。

調子が悪い時は、バイアスがかかっていないような歪んだ状態で、両CHとも。
ということは、電圧増幅段 ここにOPアンプを使ってある。 これの動作が怪しい。
しかし、動作する時は問題ない。

ということは、OPアンプの電源部分 +15Vと-15Vが怪しい。
電解コンデンサを交換しているので、そこを中心として基板のはんだ不良を再確認する。

やはり、発生する。

ウーム・・

忙しくなり、修理することなく触ることなくまた数日過ぎる。

やはり発生する。ストーブを消すと、調子よく動作するようだ。

そうだ。MT-1200は、電源トランスが3つ。パワー段に左右別で2個、電圧増幅段に1個。

このトランスは、ちょっと変わっており冷却ファンのくまどりコイルのモーターも兼ねている。
ファンは、調子よく回転している。問題ないと思っていた。

しかし、パワー段のトランスは00V巻き線がある。 ・・が電圧増幅段は、120V用ではないか?

そこで


電圧を調整してみると調子良さそうだ。

よく考えると、大元のAC100Vの確認はしていなかった。
電気ストーブを同時に働かせると、数V電圧が落ちていた。

これで、しばらく様子を見てみる。

それにしても、国産のアンプではこういうことはなかったのだが。

足元をきちんと確かめないといけない。

基本が大切なんだ、痛感。

MT-1200 続き ?!

2013-11-17 18:17:35 | Weblog
ある朝、気分よく音楽を聴こうとスイッチを入れた。
しかし、音が出ない。
ボリュームを上げると、歪んだ、かすれたような!
おかしい、両チャンネルともだ。
時間がない。翌日、同じ症状。今度はボリュームを上げると、詰まったものが取れたように、正常になる。
また翌日、音が出ない。
同じコンセントに差し込んで使っている電気ストーブを切ると、なぜか正常になる。
このときに大切なことは、焦らないこと。時間をかけること。
症状は、両チャンネル同時に発生する。
電圧増幅の電源は、両チャンネル共通だ。
怪しいのは、電圧増幅部分の電源コネクターだ。
確認すると、3本の電線のうち1本が、ぐらついている。
コネクターを、別のものに取り替える。ついでに、led基板の6Pコネクターも取り替える。2時間ほどかかった。

今のところ、良好。
今度は、良さそうだ。

それにしても、相変わらず電源スイッチをONにするときは、覚悟が必要だ。
(作業に夢中になってしまい、写真撮ってない)

MT-1200の調子

2013-11-10 10:31:51 | みちくさオーディオ
CROWN MICRO TEC 1200アンプで音楽を聴いている。

なにぶん古いものなので、様子を伺いながら使っている。

元気な音だと思う。でも、しっとり感もあるような。

調子も出てきたのではないかと思う。

このアンプは300W×2の大出力ということで、あまり使わなかった。
片方の出力が、歪む時があった。飽和したような感じで歪むことがあった。
最近、使うようになってなんとかしようと思いいろいろと修理をした。
状態を把握するのに、多くの時間をかけている。

たどりついたのがODEP回路関係だ。
そこで使われている、半固定抵抗器が怪しい。



最初は、回路の動作や半導体、コンデンサなどを疑ったが。

このアンプは、自分のもとに来るまでに百戦錬磨で活躍したようだ。
その、疲れというか、汚れというか。

この状態で、しばらく様子をみよう。

とにかく、いい音で鳴らしている。

でも、電源スイッチを入れるときは覚悟が必要だ。

大出力アンプは

2013-11-03 17:47:48 | Weblog
crown MT-1200  300w+300w 8オーム のアンプを持っていたことを思い出した。PA用というか、スイッチを入れるのに思い切り、いや覚悟が必要なアンプだ。手に入れた時に、片chが歪んでいた故障を直した。そのまましまい込んでいた。
家庭の狭い部屋には、大出力アンプは必要ないと思っていた。少しメンテナンスをしたあとで、聴いてみる。極めて自然な音、雰囲気というと大げさかもしれないが、かなりいい。
大きな力で包み込むような、安定感、静寂、出るべきところは容赦なく出す とでもいえばいいのか。
しばらくは、この雰囲気から離れられないようだ。
でも、電源スイッチの操作は覚悟が必要だが?!

修理で気をつけること 1

2013-11-02 06:57:27 | 趣味なのか特技なのか?
今回も修理ネタ

最近気になっているのは修理だ。
必要に迫られての修理や急がないけど何とかしないといけない修理。

気をつけないといけないことは

どのような状態かをしっかり理解すること。

そして、どこまで修理するかを明確にする。

車でいえば安全に動けばいい。
調子にのって新車のような仕上がりを目指すレストアなどと考えてはいけない。
見栄えが多少悪くても、故障個所が把握できて、状況が理解できて正常であればいい。

使い方は間違っていないか。

勘違いではないか。

何が故障なのか。

繰り返し出るのか、時々か、どの状況で発生するか。

故障個所はどのあたりか、調整なのか、部品の不良化か など。

部品の規格は、代替部品があるか。

清掃でいいのか、交換なのか。

修理をして思うのは、作業をし過ぎないこと。
関係ない正常な部分を壊すことはよくある。
状況の把握は、とても大事だが、きちんと把握し理解するには
多くの時間と、冷静な観察力が必要だ。



大切なもの 台所の換気扇

2013-10-27 07:47:21 | 趣味なのか特技なのか?
台所の換気扇が回らなくなった・・・・。
10年以上いや20年弱くらいか、ずっと毎日使っている。
必要に迫られて、いろいろなものを修理するが、台所の換気扇は覚悟が必要だ。

まず、油がすごい。もちろん日ごろの清掃はきちんとしている。
しかし、ふだん掃除できない場所に長年の油がこびりついている。
油をなんとかしなければ。

次に、台所の換気扇となると、周りを汚さないようにすることと
修理は、数時間で終ること。
修理途中で、疲れて広げたままには絶対にできない。

以上のことを、しっかりと覚悟してとりかかった。

ネットで、台所の換気扇 レンジフード を調べてみるが、今回の修理に必要な情報は見つけることができなかった。


必要なもの

洗剤、ゴミ袋、ドライバ、キッチンペーパー
気力


修理開始



デジカメで、撮影は工程上難しいので写真は少ない。
とにかく、外せるところは外して、洗浄しようとしている。
やはり、油がすごい、黒く固形状にこびりついているものもある。

透明(サラサラ)→茶色(接着剤が固まる前)→黒(固形)

台所用の洗剤で泡で落とすものを使ってみる。
油汚れを、本当に落とす。スゴイ威力だ。
ファンの羽を取り外せなかったのだが、羽に洗剤をかけると見事に油を溶かしていく。
羽の塗料に影響はないか、少し気になった。

とにかく、作業を進める。
まず、洗浄。
庭の流しに持ってきた。洗剤と水で洗い流そうかと思った。
しかし、油上のモノを流してしまうと排水管などの思わぬ箇所で油が蓄積してしまい二次災害になってしまう。
排水しないように洗浄液を溜めながら、油と格闘。
ねじも油だらけ、工具も油が付いてしまう。


電源やスイッチの配線のコネクタも、油だらけだ。
あまり考えないようにしているが、油の世界の中でこれまでこの換気扇は働いてきた。
その長年のツケを一気に払わされるのではないか・・・・

コネクタのスイッチに行く部分を見つける。2Pのコネクタだ。
予想では、この端子を短絡すれば換気扇は廻るはずだ。
ジャンパー線を、そのへんの余り線で準備して短絡すると、ファンは無事に回転した。
さらに、換気扇のシャッターのようなものを動かすモーター?も無事に動作した。

とにかく、モーター系は大丈夫だ。

今まで使ってきたスイッチを確認してみる。
例によって、まず清掃。

プッシュ式だが、メカニカルな部分は清掃によりひっかりなくスムーズに動く。

しかし、電気的につながるはずの電気の通路が見当たらない。



テスタでスイッチの動作と動通を調べるが、目で確認した通り、やはり動通なし。

結局、たどりついた答えは電流を流すリレーで言うアームのような切片が可動部の根元で折れてしまった。
そこで、スイッチが機能しなくなりファンは回転しなくなった。

基本的なパターンとして、
1 捨ててはいけない
2 お金をかけてはいけない
に沿って行動している。

スイッチの接点清掃き、復活させようとした。
しかし、スイッチに関しては 1 は難しい。

手持ちのスイッチで使えるものを探して置き換えた。
珍しく未使用品だが、もちろんほとんどタダで手に入れたもの。
なので、2 はクリアしている。
1勝1敗だ。仕方ない・・・

昼過ぎ14時ころに作業を始め、19時ころまでかかった。
とにかく、換気扇は廻るようになり油との格闘は終わった。


プリメインアンプKA-990V

2013-10-19 11:40:33 | みちくさオーディオ
KENWOODのKA-990Vがやってきた。
プリメインアンプで、フォノが故障している状況だ。
それ以外は、良好でさっそくCDやAUXで音楽を再生してみる。
意外といい音だ。
さわやかな音という印象。
このクラスのアンプは。SONY、SANSUI、PIONEERと持っている。
KEWOODのものがなかったので、探していた。
置く場所もだんだんとなくなってきたが、メーカー別の比較をして楽しんでみよう
実は、アンプは自作するものという意識が強く買ったことはなかった。
金田式の部品を秋葉でジャンク品を探しまくり、自作したものを使っていたが、調子が悪くなり修理が必要だ。
その音に満足していたこともあり、メーカー製のアンプには全く興味がなかった。



結局、フォノの故障も修理して一応全部機能するようになった。
(写真は、スピーカーの端子部分)
いろいろやりだすときりがなくなるので、ある程度に収めることが大切だ。
そうしないと、エンドレスになり結局満足がいかなくなってしまう。
修理には、多くの時間がかかったが、しばらくは、これで楽しめる。

メーカーがその値段に、収めるようによく工夫してある。
その個性を発見するのが興味深い。


電子工作との付き合い方 トランジスタ実験と工作マニュアル より

2013-09-13 14:29:57 | 電子工作

(北川一雄)より

古い本で、ゲルマニウムトランジスタ全盛の頃 昭和46年より一部引用

 口先で少しばかり高級な内容を説明できるよりも、簡単な初歩の技術でよいから、それを十分にマスタし、その技術で実際に製品を完成させる能力をもっているほうが、はるかに価値があることではないかと思います。
 特に、エレクトロニクスの基礎となるトランジスタ回路技術は、この点が一番たいせつで、机上でトランジスタをいくら理解していても、いざ実技になると、ほとんどの場合そのままでは役に立たず、どうしても実際に自分の手で身につけた技術が必要になります。もちろん、理論もたいせつですが、わからなかったらすぐその場で実験してみるという実行力が一番役に立つのではないでしょうか。私は実験してみてうまくいったら、それでよいからすぐに実用にもちこむ、理屈は後からつけるということで十分ではないかと考えています。



このような考え方は、現在とてもたいせつだと思います。
ICやLSIやpicなど使うにしても回路や素子のイメージが思い浮かばないと、具体的に実現しにくい。たとえば、2sc1815、4558で
十分かどうかなどでしょうか。555で簡単にできるはずなのだが? また、素子の特性のばらつき、組み立てかたや半田付けにもよります。
 よく思うのですが、最後までつくりあげようという何か熱意のようなものが必要だと思います。
この気持ちがあるときは、なんとか完成するようです。
 そして、完成した充実感が次に繋がる原動力になります。
 気持ちがのらなかったり、集中できないときは、簡単なものでもうまく動作しないことが多い。
 長いこと電子工作をしてきて感じることです。
 でも、好きなことが一番大事かな。




昭和のクーラー  稼働中

2013-08-01 06:24:37 | 趣味なのか特技なのか?
先日発掘したクーラー

掃除をするだけで特に異常な様子もない。
コンデンサーのフィンの曲がっている部分を、修正する。
この表現は正しいかどうかわからないが、自動車ではこのように言うようだ。
アルミの薄い板が、パイプ状のものにたくさん生えている感じ。



エキスパンジョンの感熱部分か?



しばらく様子をみたが、十分に冷えるので木枠を適当につくり取り付けてみた。



スキマを埋めるべくスポンジのようなものをナフコで探す。
あった。

スキマに貼ってみた。


とにかく、夏の暑い時期でも活動できるようになった。
かかった費用は、約140円ほどだ。
紙幣を使うのは、特に勇気が必要だ。コインで済むとホッとする。
ナフコで探し回った成果だ。

クーラーは、検索してみると、昭和53年生まれだった。
おそらく、実稼働時間はあまり多くなく丁寧に使われたのだろう。
昭和の技術と製品は、素晴らしい!!


昭和のクーラー  発掘

2013-07-25 11:33:41 | 趣味なのか特技なのか?
熱い、暑すぎる。 熱中症の危険もあるこの暑さ。 なんとかしなければ。

①御簾を窓に取り付けた。 気持ち涼しい。見た目だけでも。
②扇風機 冷風を出すべく、濡れタオルを羽の近くにおいた。
気休め程度か。
以上の方法では、効果は薄すぎる。
なんとかしなければ。この暑さは、扇風機では乗り越えられない。

実はクーラーを持っているのだ。
それを使えばいいのは、わかりきっているのだが。
 窓用のものを以前使っていたが、以前引越す時に取り外した。
捨てきれずに、置いている・・・はず。 かなり昔のことである。
本当にあるだろうか、数年前に見た記憶があるばかり。
あるはずの場所に行ってみると、あるにはあるのだが、 埃だらけ。虫や見たくない生き物が住んでいるのではないか。
しかもめちゃくちゃ重い、足場も極めて悪い高い場所の奥にある。
落とすと壊れる。 さらに自分自身も転落の危険性があり、最悪は自分が落ちてその上に重たいクーラーが乗ってくる。
さらに、自分のものでない自動車も下にあり、落下させて壊すと修理代が、新品のクーラーどころでないエアコンが買える金額となる。

 決死の覚悟で、とにかく引っ張り出した。なぜか。このときは普段痛いはずの肩が、無事だった。
身の危険が、肩の痛み以上だったのか。

発掘時の様子   埃を落とした後  以外にまともな外観だ。


懐かしい操作ツマミ


もう一度、言う。
これは、クーラー なのだ

使えるかどうかは、またあとで。