私にとって、これ以上怖いもの、気持ち悪いものはない。
それはハ虫類とねずみ。
ところが、我が家のニャンコのおかげで、ずい分私は変えられました。
ハ虫類とねずみだけは、ご勘弁。見ようものなら、数十メートル悲鳴を上げながら走った
ものでした。でも最近は、トカゲやヤモリを平気でつまんで、外へ逃がしてやることができ
ます。昨晩、人生最大のチャレンジでした。
じゃ~ん!!
うちのチビグラちゃんが捕まえてきました。
チビちゃんは、ネズミを突っついたり、加えたり、高く放り投げたりして遊んでいました。
とうとう見るに耐えられず、意を決して、ネズミを救出することにしました。
「まだ生きている。」
ネズミをつまみ手のひらに載せました。
ネズミは恐怖のあまり、目だけ開けて全く動かず、まるで死んだふり。
生まれて初めての体験です。
ネズミを手のひらにのせて、頭をなでなでするなんて!
チビちゃんの抗議を振り切って、ねずみを外へ連れ出し、家の裏にある物置で逃がして
あげました。ネズミは、急に元気づいてチョロチョロ動くようになったので、私も一安心。
ところがです!!
暗闇で見えませんでしたが、そのネズミ、逃げて行ったと思いきや、何と、私の洋服に
しがみついていたのです。まだ赤ちゃんだったからでしょうか、私の体が居心地が良くて
ずっとわたしの洋服の中に入り込み、下着にしがみついていたようです。
何か、背中でもぞもぞっと動いたような気はしたものの、まさかネズミがいようとは、全く
気付かなかった。
私は、昨晩遅くまで起きてお祈りをしていました。夜中の1時過ぎ、祈り終えて、ストーブ
の側に寝ころびました。起き上がって、寝床に行こうとしたら、ねずみの死体が洋服の中
からポトリ!何と、背中にいたネズミを私は踏みつぶしてしまったのでした。
知らなかったとはいえ、せっかく助けたねずみを死なせてしまった。ああ、かわいそうに。
ああ、世にも恐ろしい出来事!何てバカな私!