特に意識したわけではない
アサイチからの作業仕込みの為
やってきたハンズマン
偶然では許されない
このタイミング
毎日朝7時から
先着順
なくなり次第終了
パン&コーヒーが
無料で振舞われる
寛大なる
ハンズマン様さまのサービス
”朝のパン祭り”
開催5分前
シャッター前に早くも
”門取り”なる
一人の老人が順を構えている
彼はずっと閉ざされた門奥の
店内をじっと見つめている
参加するのは
これで2回目か
何気恥ずかしさと重圧に
少し気分が悪くなる
天井を見つめ
流れ遅き時間を過ごす
ふと
何かしら視線を感じる
見られている
見られているが
ここで人との繋がりは必要ない
気がつかないふりをする
「ほら、鳩がはいってきよるやろ」
門取りだ
門取りが私に話しかけてきている
やめておけ
タダパン並ぶ者同士
知り合いつながろうが
何の得にもなりはしない
…
「そうですね」
164
アウト
門取りの
鳩がカラスを避けるため
巣を作り
子が巣立ってゆく話にとき流れる
「○○さん何しようとね、もう3分前ばい」
隣接するエクステリアコーナーの
売り物ベンチ兼、休憩場に座る
老人が立ち上がり
私と門間、1メートルに割り入る
割り込みか?
いやいや
そこは門に張り付く恥ずかしさか
1m間を空けた私の心甘さ落ち度である
それを皮切りに
物陰から
ゾロゾロと集まる連中は
43歳なる私など赤子同然
間違いなくイチ若い
年寄りたちの群れだ
一度でいい
この卑しくも浅ましい門塞ぐ
ゾンビ達の光景を
バリケード向こう
店員側から見てみたい
開店目前
喋りあっていた老人たちが
無口になる
「開店します」
店員の無線で話す声と同時
バリケードは開き
老人たちの引き水が
零れるように川となり流れ込む
かの有名な
西宮神社の福男選びのルーツは
ここが原点とも言われる
(諸説あり)
走ることは許されない
競歩まがいの早歩き
並んだ順番の隊列も
ジワジワと後方より
追い越しかける者が出てきて
それをきっかけに
情け無用のデットヒートは始まる
わたしもイチ早く
私の前歩く
門取りがおせぇ…
ざまないぞ164
声かけられ無視できず
そこに師弟関係を結ばれてしまった
お前の有様だ
なんの為のサイドバイサイド
周り抜かれ行く
門取りと164の縦列歩行は
まるで墜ち行く
戦闘機の操縦席のようだ
いっそパンまで
3kmあれば
余裕一番になれるのに…
パンまで30m
20m
10m
5m
みんながポケットに手を突っ込む
!?
ポロリ
取っ手を指にかけ
落とすかのように
広がる色とりどりのソレ
得意のエコバック
きたぁぁぁぁぁぁぁ!!!
一斉に広がるそれは
まるで
話題彷彿な
ワイスピのように壮絶で
佐賀の
バルーンフェスティバルのように
壮大である
それに見とれる暇は無い
3m
2m
1m
ノーブレーキ
ぶつかるかの如く
わき腹で不時着
正面を常連に先ふさがれた
パンの台車に
裏から右手を差しのばす
こちらから
パンの種類、形は見えない
見るものではない
つまめ
とりあえず
袋をつまみ
引き寄せろ
老眼にも関わらず
連中はパンの種類を
見定め選ぼうとする
そのタイムラグを付狙え
鷲づかみ
鳶の如く飛び去ろう
あくまでも
生活に欠かせない
ハンズマンの一客として
あまり
馴染みある店員にこの姿は
見られたくない
本日の収穫
味の無いパン
ケチ苺ジャムのロール
無料コーヒーもあるが
注ぎ待つもめんどくさい
缶コーヒーと共に
店舗を一望に
車内で朝食
これが
”ティファニーで朝食を”の原作ともされている
(諸説あり)
さぁ
お腹は満たされた
今日の作業は
ウッドデッキ
フェンス&ドア作成
フェンスも
お子さんが落ちぬと同時
足掛け
更に高みから転落してはいけない
隙間を開け
もう少し見晴らしを
よくはしたいが
子供がいるだけに
頭を挟み
首を吊るような
予想つかない大惨事の要因を
極力避けなければならない
あーでもない
こーでもない
これぐらいの隙間なら
自分の頭を挟めるも
それでは
子供の頭を知る事は出来ない
物造りは
技術同等に色々と難しい物だ
今日はここまで
お母さん
かけがえなき
小さな命
赤ちゃんの
頭の大きさ知るためにも
”産道”潜らせて下さい
ハト屋164でした!!
アサイチからの作業仕込みの為
やってきたハンズマン
偶然では許されない
このタイミング
毎日朝7時から
先着順
なくなり次第終了
パン&コーヒーが
無料で振舞われる
寛大なる
ハンズマン様さまのサービス
”朝のパン祭り”
開催5分前
シャッター前に早くも
”門取り”なる
一人の老人が順を構えている
彼はずっと閉ざされた門奥の
店内をじっと見つめている
参加するのは
これで2回目か
何気恥ずかしさと重圧に
少し気分が悪くなる
天井を見つめ
流れ遅き時間を過ごす
ふと
何かしら視線を感じる
見られている
見られているが
ここで人との繋がりは必要ない
気がつかないふりをする
「ほら、鳩がはいってきよるやろ」
門取りだ
門取りが私に話しかけてきている
やめておけ
タダパン並ぶ者同士
知り合いつながろうが
何の得にもなりはしない
…
「そうですね」
164
アウト
門取りの
鳩がカラスを避けるため
巣を作り
子が巣立ってゆく話にとき流れる
「○○さん何しようとね、もう3分前ばい」
隣接するエクステリアコーナーの
売り物ベンチ兼、休憩場に座る
老人が立ち上がり
私と門間、1メートルに割り入る
割り込みか?
いやいや
そこは門に張り付く恥ずかしさか
1m間を空けた私の心甘さ落ち度である
それを皮切りに
物陰から
ゾロゾロと集まる連中は
43歳なる私など赤子同然
間違いなくイチ若い
年寄りたちの群れだ
一度でいい
この卑しくも浅ましい門塞ぐ
ゾンビ達の光景を
バリケード向こう
店員側から見てみたい
開店目前
喋りあっていた老人たちが
無口になる
「開店します」
店員の無線で話す声と同時
バリケードは開き
老人たちの引き水が
零れるように川となり流れ込む
かの有名な
西宮神社の福男選びのルーツは
ここが原点とも言われる
(諸説あり)
走ることは許されない
競歩まがいの早歩き
並んだ順番の隊列も
ジワジワと後方より
追い越しかける者が出てきて
それをきっかけに
情け無用のデットヒートは始まる
わたしもイチ早く
私の前歩く
門取りがおせぇ…
ざまないぞ164
声かけられ無視できず
そこに師弟関係を結ばれてしまった
お前の有様だ
なんの為のサイドバイサイド
周り抜かれ行く
門取りと164の縦列歩行は
まるで墜ち行く
戦闘機の操縦席のようだ
いっそパンまで
3kmあれば
余裕一番になれるのに…
パンまで30m
20m
10m
5m
みんながポケットに手を突っ込む
!?
ポロリ
取っ手を指にかけ
落とすかのように
広がる色とりどりのソレ
得意のエコバック
きたぁぁぁぁぁぁぁ!!!
一斉に広がるそれは
まるで
話題彷彿な
ワイスピのように壮絶で
佐賀の
バルーンフェスティバルのように
壮大である
それに見とれる暇は無い
3m
2m
1m
ノーブレーキ
ぶつかるかの如く
わき腹で不時着
正面を常連に先ふさがれた
パンの台車に
裏から右手を差しのばす
こちらから
パンの種類、形は見えない
見るものではない
つまめ
とりあえず
袋をつまみ
引き寄せろ
老眼にも関わらず
連中はパンの種類を
見定め選ぼうとする
そのタイムラグを付狙え
鷲づかみ
鳶の如く飛び去ろう
あくまでも
生活に欠かせない
ハンズマンの一客として
あまり
馴染みある店員にこの姿は
見られたくない
本日の収穫
味の無いパン
ケチ苺ジャムのロール
無料コーヒーもあるが
注ぎ待つもめんどくさい
缶コーヒーと共に
店舗を一望に
車内で朝食
これが
”ティファニーで朝食を”の原作ともされている
(諸説あり)
さぁ
お腹は満たされた
今日の作業は
ウッドデッキ
フェンス&ドア作成
フェンスも
お子さんが落ちぬと同時
足掛け
更に高みから転落してはいけない
隙間を開け
もう少し見晴らしを
よくはしたいが
子供がいるだけに
頭を挟み
首を吊るような
予想つかない大惨事の要因を
極力避けなければならない
あーでもない
こーでもない
これぐらいの隙間なら
自分の頭を挟めるも
それでは
子供の頭を知る事は出来ない
物造りは
技術同等に色々と難しい物だ
今日はここまで
お母さん
かけがえなき
小さな命
赤ちゃんの
頭の大きさ知るためにも
”産道”潜らせて下さい
ハト屋164でした!!