TOさんがユーザー車検に行ってきました。
2010.12.上旬
ユーザー車検にチャレンジされているTOさんがレポートを送ってくれました。
では、TOさんのユーザー車検奮闘記をご覧ください。
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ユーザー車検
経費節減のため、2年前の初回車検に続き今回も「ユーザー車検」で通すことにしました。
まずは、前回の記憶を手繰り寄せ、どんな感じやったかを思い出すとともに、ネットでいろいろと情報収集。
ユーザー車検の流れを簡単に説明すると、
1.インターネットor電話で車検日を予約(「車検 予約」で検索するとヒットします)
2.各種書類の整備(自賠責保険証明書、納税証明書、点検記録簿、など)
3.予約日に運輸局で検査を受検
4.新しい車検証を獲得!
といった感じです。
なんか色々と面倒臭そうな印象があるかもしれませんが、ハッキリ言います。
簡単です
私が体験した2回とも、なんともアッサリ車検を通すことができました。
では、それぞれを具体的に説明します。
1.インターネットor電話で車検日を予約
2010年12月15日以降の予約よりシステムが変更になるため、旧システムでの予約でした。
ただ、難しい手続きではありませんので、システムが変わったところで問題はないと思います。
どうも業者が大量に予約を入れて直前にキャンセルをしているようで、だいぶ先の日程か「明日」ぐらいしか空いていないことが多いです。
予約のコツとしては、
・まずは空いている先の日程を抑えておく(予備予約)。
・そして、受けに行きたい日の前日に、受けたい日の予約を入れる。
・それから、先の日程(予備)の予約をキャンセルする
といったところでしょうか。
なお、予約番号と暗証番号は忘れないように控えておいて下さい。
あとは、予約したラウンド(枠)の受付時間と検査時間を把握しておきましょう。
2.各種書類の整備
納税証明書以外の書類は、全て当日に会場で準備することができます。
点検を事前にお店に出した場合はそのときの点検記録簿、事前に自賠責保険に加入した場合はその証書を持参して下さい。
(自賠責保険証は、現行の証書もお忘れなく)
納税証明書は、ちゃんと「領収印」が押してあるかを確認して下さい。納期限後の納付だとこの印がなく、納税証明と認めてもらえません。
前回の車検時に私はこの状態だったので書類不備となってしまい、慌てて区役所まで走って納税証明書を発行してもらいました。あまりの慌てっぷりに、走行中に尻ポケットに入れていた携帯電話が落下し、色んな車にひかれていくのをただ見つめるのみ・・・、という状況に陥りましたよ。
【管理人より・・・粉々になった携帯電話の写真がみたかったです】
3.予約日に運輸局で検査を受検
京都運輸支局で受検です。龍谷大学のちょっと西、刑務所の東隣にあるところです。
書類を持ち運ばなければならないため、バッグ(リュックやタンクバック等)とクリアファイルがあれば準備しておきましょう。
私はほとんど使っていないシートバッグを装着し、タキイ種苗のファイルで臨みました。
その他の持ち物は、お金、鉛筆、ボールペン、認印(念のため)、各種工具(念のため)といったところでしょうか。
私は2ラウンドに予約していたため、受付時間は10時15分~11時45分、検査時間10時30分~12時でした。
最初に納税したり書類に色々と記入したりしなければならないので、会場にはちょっと早めの9時45分ぐらいに到着。
駐輪場があるので、とりあえずそこにバイクを停めておきましょう。
まずは、重量税の納付、必要書類の購入および検査費用の支払い(印紙購入)を行います。
その場所は、封印場の奥にある自動車会館の40番窓口です。
ちなみに、自賠責保険もこの40番窓口で手続きすることができます。
私は事前に勤め先の関連会社で手続きしていましたので、その証書を持参。
わずか数百円ながら、グループ会社の利益に貢献しておきましたよ。
次は、近畿運輸局京都運輸支局へ移動し、さっき購入した書類に必要事項を記載してから受付を済ませます。
まぁ、移動と言っても敷地内のすぐ隣の建物です。
書類は4種類、1番窓口の向かい側に書き方見本がありますので、それに倣って記入しましょう。
走行距離を記載する必要があるので、あらかじめ走行距離を控えておいて下さいね。
なお、「点検記録整備簿」の記載については、ご自身の責任の下にお願い致します。
書類が完成したら、2番窓口で受け付けを済ませます。
まだ受付時間前でしたが、対応してくれました。
そして、いよいよ検査場に向かいます。
四輪車の検査場の右側を進むと、二輪車の検査場があります。
まだ検査時間前なので、バイクが2台並んで待っていました。そして、私の後ろにも1台。
ここで、
「あっ!ナンバープレートを 斜め にしたままやった!」
【管理人より・・・斜め とは少しお空を向いて昼寝をしている状態のことをいいます】
ということで、その場で持参した工具を使いまっすぐに修正。
1台目のバイクの検査が終わったけれど、2台目の運転者がいない。
3台目は私でしたが、そのままぼ~っと待っていたら検査員の方に検査ラインに入るよう促されました。
前の人が終わったら勝手に検査ラインに入っていって下さい。
検査にヘルメットは不要ですので、邪魔にならないところに置いておきましょう。
まず、スピードの感知が前輪なのか後輪なのか、ヘッドライトは1灯式なのか2灯式なのかを選択します。
通常は「前輪・1灯式」のようです。
私のバイクは、センタースタンドを立てて後輪を手で回したところ「1km/h、2km/h・・・」と反応したので、後輪を選択。
また、この辺りで検査員に書類一式を渡します。
そして、エンジンはかけずに検査装置にバイクをセットします。
検査員が都度案内してくれるので、その指示に従いましょう。
まずはブレーキ検査。
前にある電光掲示板に指示が出ますので、それに従います。
なお「ブレーキ操作」という表示は、「ブレーキをかける」ということです。
前後一緒に、あるいは前後どちらかずつ指示が出ますので、指示に従い“思いっきり”ブレーキをかけましょう。
次にスピードメーター検査。
タイヤの下のローラーが回ってタイヤが回転しますので、メーターが40km/hになったら足元にあるスイッチを操作します。
もし1回目で不合格になったら、次は「37km/h」「43km/h」辺りで足元スイッチを操作してみましょう。
(ホンマはあかんけど)
続いて灯火類の検査。
検査員の指示に従い、ブレーキ踏んだり方向指示器を点灯させたり、ホーンを鳴らしたりします。
それから、最大の難所を言われているヘッドライト検査のため、ちょっとだけ前に進みます。
ハイビームにして待機すると、前に機械が現れて検査を始めます。
光軸がずれていたり明るさが基準範囲外だと不合格になってしまいますが、私のバイクはノーマルバルブ&無転倒でライト周りに衝撃を与えていないため、アッサリ合格でした。
最後に検査員が各種ボルトの締め付け具合をトンカチで確認し、排ガス検査をして終了。
なお、ここでオイル滲みが発覚すると即不合格になるらしいので、検査直前にタオルで拭き取っておくという荒技もあるようです。
検査ラインでの滞在時間は5分程度。
拍子抜けするほど簡単に終わりました。
4.新しい車検証を獲得!
無事に検査合格となれば、近畿運輸局京都運輸支局の3番窓口に書類一式を提出し、新しい車検証とシールをもらえます。
最初の2年間で走行8,100キロ、この2年間は走行1,500キロ・・・。
駐輪場でナンバープレートを斜めに戻して、帰路につきました。
5.総括、感想
当日に要した時間はちょうど1時間。
そして、気になる費用は、
自賠責保険24ヶ月:1.34諭吉
用紙代 :0.005諭吉
検査代(印紙代) :0.17諭吉
重量税 :0.44諭吉
しめて1.955諭吉でした。
もし、点検はプロに任せたい!と思われる方は、事前に24ヶ月点検と光軸調整だけ業者に出しておいて、運輸局での検査はご自身でされることをオススメします。
それだけでも検査代行料の支払いが不要になり、2諭吉ぐらい節約できますから。
私のバイクは今回が2回目の車検で、その2回ともユーザー車検で通しました。
点検やオイル・消耗品交換はそれなりにやっているので、ユーザー車検だからバイクの調子が悪い、なんてことはありません。
できるだけ維持費を安くすることで、これからも永くバイクを所有し続けたいと思っています。
おわり。
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いかがでしたでしょうか?
きちんと整備されていれば(これが原則です)車検は簡単なようです。
平日と云う限定的な時間と陸運事務所までの距離が許すならば是非一度チャレンジして下さい。
一番の難所は光軸で、ずれていると本当に大変なんですよね。
カウル付きのバイクでレプリカ系なら調整ボルトまでのエントリーで大変なことになるらしいです。
ここはプロショップで事前に調整してもらってから行きましょう。
それにしても2年間での走行距離が1500kmとは・・・。
チョット少なすぎますね・・・。
来年は高速ロングツーリングでも企画しましょうか?
ところでユーザー車検で浮いた2諭吉さんはどこに行くのでしょうかね?
まさか代になるのでは・・・
コメント
- TO [2010年12月15日 0:18]
- 浮いた2諭吉さんは、先週末に西院~木屋町で行方不明になりました・・・。
- HBDI [2010年12月16日 0:18]
- TOさん
コメントありがとうございます。
やっぱり2諭吉は飲屋街で消滅したのですね。
ユーザー車検したあとのご褒美はさぞかし美味しかったでしょう。
今度は車でチャレンジよろしくお願いします。
あなたのブログにコメント投稿されたものです。