行政とあるいは企業と何かやるときにいつもいわれることは「人数」です。
「人数」が評価の基準です。
このイベントに何人が参加したか、です。
しかし評価には実は別な側面もあります。
その参加者した人が満足したり、次へつながる行動を起こしたり・・・
見えにくい評価です。
人数ではなく「時間」というか「満足」というか・・・
なかなか現代社会では受け入れられない評価軸。
私は人間が成長することには時間が必要と思っているので、参加人数だけの評価は片手落ち、と思っています。
のらは合同会社なので、利益が無ければ存続していきません。
しかし、また「ソーシャルビジネス」「コミュニティビジネス」の側面をもっていますから「利益」だけを求めているわけでもないのです。
さて、この1週間は大変興味深いあれこれが起こった1週間でした。
だからこそ私はほとんど無償でのらを運営しているといっていいのです。(本当はちゃんと私の働きに対して価値は欲しいですが・・・)
どんなことがこの1週間でのらに起こったのか簡単に、―でも長文になるかなぁー報告します。
夏休みは実はのらは暇です。
のらのお客様は女性が圧倒的に多いし、子育て中の女性が多いのです。
夏休みは子どもたちが生活の中に存在して、またどこかへ出かけたり、実家へ帰ったり、という状況でのらでランチどころではないです。
のらに限らず飲食店全般のことだそうです。
2・8と言って飲食店の暇な時期です。
しかし、暇だからこそお客様とあれこれ話ができる、ともいえます。
忙しいと話しているどころではないのです。
暇だからあれこれ話せて、次へつながる面白いことが起こった、という報告です。
① 三州製菓さんが来店(9月3日火曜日)
夏休みの前(7月のある日)から「お菓子を作る講師を探しています」ということである方からのらに連絡をいただきました。
それならば新井ではなく「蛭田」だなぁ。
蛭田がダメなら野菜の食卓の白戸さん。
とのおもいでした。
何度か電話のやり取りで、どうも講師派遣の単純な話でもなさそうだ。
そこで「ぜひのらにおいでください」と言いました。
三州製菓社長斉之平(さいのひら)さんに・・・
小さな、弱小のらが長年続けている、とても有名な社長さんにそんなこと言いました。
そしてのらにおいでいただいたのです。
前日に春日部では大きな竜巻被害がありました。
そして新井はその前週、つまりは8月29日に春日部のある公民館で新聞バッグを作る指導をさせていただいておりました。
そんなこんなで社長と一緒においでの方とも大いに話は盛り上がったのです。
すみません、私たちだけがしゃべった!!
とても穏やかで真摯な方でした。
のらのあれこれを機関銃のような感じで話しました。
また、斉之平(さいのひら)さんは竜巻は65年生きてきて初めての出来事、なんて話も携帯の写真を見せてくださいながらしてくださいました。
あらーぁ、そしたらつぎの日の朝日新聞すごい記事が載っていました。
「ジャーナルM」記念すべき1号に記事に三州製菓で働いている小菅さんの記事が掲載です。
三州製菓社長斉之平(さいのひら)さんの写真は小さく。
なんとまぁ、この意味のある偶然。
新井はこんなことが面白くてのらをやっている、ということに出会うのです。
話をした次の日ですよ。
もし、のらを運営していなければ、電話で断っていれば、忙しさにかまけて話をしなければ、
こんなことにはならないのです。
またこの日、この時間に、春日部の公民館担当職員からも電話が来て・・・
春日部の公民館からは12月にも子どもたちとエコバッグ作ってくれないか、依頼があった、迷っていた矢先でした。
これは引き受けなければと、思った次第です。
別に大儲けの話しでも、なんでもないのです。
さきに書きましたが、「会社」なので儲けなくては会社の存続に関わります。
でも、でもです。
私は今書いたようなことに出会いたくてのらを運営しているような気がしてなりません。
12月22日日曜日には春日部で大酒飲んでいる新井です。
きっと・・・
この1週間での報告は続きます。
③まで続きます。かな。
お楽しみに。