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平方録

忘れ残りの黄葉

頭の上で目覚まし代わりにしているラジオが噴火レベルがどうたら、トカラ列島のスワノセジマがナントカと言っているのに気付いて目が覚める。
時刻を見ると午前4時を少し回っていたから、まさしくNHKニュースが鳴り出したようだ。
気象庁は午前5時から記者会見を開いて云々と言っているから、記者諸君はご苦労なことだなどと布団をかぶり直すが、こちらも起きる時間である。

それにしても…
昨夜は午後10時にはベッドに入った。
寝つきはすこぶるいいので、多分コテンと寝入ったはずだが、その後トイレに起きるわけわけでもなくラジオに起こされるまで、何の記憶もない。
目覚めは割とさっぱりしていたから、おそらくは熟睡できたんだと思う。
寝たと思ったらもう起きる時間になってしまったような気分だ。

コロ公が暴れるようになって、体力が肝心と睡眠時間を1時間ほど伸ばして6時間寝るようにしている。
熟睡の理由は昨日、久しぶりに30kmほど自転車を漕いできたからだろう。
つるバラのせん定やら家のガラス磨きやらで時間を取られ、自転車日和も指をくわえるだけだったのだが、昨日は久しぶりのエアポケットにはまったようでオンライン坐禅会に参加した後、ちょっと新聞に目を通しただけでそそくさと家を出た。

普段自転車を漕ぐ時は春夏秋はもちろん短パンに素足だが、さすがに冬はタイツを履くようになってしまった。
それでも相当に動きやすく、‶その気〟になれる格好なのだが、昨日は普段のズボンにダウンジャケットを羽織って出かけた。
これが案外体力を使う原因になったように思う。
つまり、漕いでいてズボンが足にまとわりつくものだから足さばきが窮屈に感じられたのである。
これが意外に体力を使い、熟睡の元となる疲労を招いたんだと思う。
と言っても「心地よい」というカッコつきの疲労だけど…

年末年始のブログ用に何か絵になる風景はないかと、写真を撮るのが目的だった。
北鎌倉に出て円覚寺、東慶寺、浄智寺と寺を巡り、巨福呂坂を越えて八幡宮の脇を抜け、若宮大路沿を一直線に南下して由比ガ浜に出た。
由比ガ浜からは134号を海沿いに江ノ島、湘南海岸と定番コースを走ったが、風がなく、特に134号の渋滞する車の列をしり目にスイスイ走り抜けるのは気持ちも気分もいいものである。

年の瀬の27日、北鎌倉の寺々では思いがけず忘れ残りの黄葉が楽しめた。
以下はそのおすそ分け ♪


県道を折れて浄智寺の総門の前に出ると鮮やかな黄葉に目を奪われる


浄智寺脇の道は大仏に抜けるハイキングコースになっていて、ここを通り過ぎるハイカーがこの黄葉を指さしながら行き交っていた

見出し写真は鐘楼門だが、その周囲もまた黄葉に彩られている

こちらは東慶寺の黄葉 何の樹種か分からなかったが見上げるような大木が冬の柔らかな日差しを浴びて明るく輝いている

こちらは円覚寺 左奥が山門

円覚寺・龍隠庵に上る階段の中腹から

円覚寺大方丈の中庭の小さなモミジ
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