朝食の後、陽だまりでロージン丸出しにして新聞を読んでいると快晴の空に風がないことに気付く。
んっ! これなら寒い思いをしなくともガラス磨きが出来る♪
そう思って、いざ鎌倉っ! 鎌倉にいても決意と掛け声はやっぱり「いざ鎌倉っ!」。
わが分担は2階のすりガラス大中小合わせて18枚。
先ず東側と東南の2部屋から取り掛かる。
へそぐらいの高さから窓になっている極ありふれた窓だが、やや幅が広く、それぞれ片側から目いっぱい手を伸ばさないとまんべんなく磨けない。
高い所は脚立を使わないと手が届かないし、身を乗り出して拭かなければいけないので勢い余って転落しないように用心が必要である。
雪国のロージンは雪下ろしで、南のロージンは窓ふきで勢い余って転落…なんて新聞記事にならないように気を付けなくては。
2枚、4枚、7枚…と拭き進むうちに天井から床までの高さの大きな折り戸に取り掛かる。
この頃になると、もうすでに汗をかき、腕の力もだいぶ萎えて来ていて、作業スピードは落ちている。
折り戸は4枚に区切られているから、とりあえず半分の2枚に取り掛かることにしたが、南に面しているガラスは光が良く当たるものだから拭きムラなどが目立つのだ。
そもそも雨戸がないので雨が直接吹き付けたりするものだから、汚れてもいる。
その汚れ落としにほかのガラス窓以上の労力を費やすのだから世話が焼ける。
それで、いちいち拭きムラを気にしてやり直したりしていたものだから、電池がすっかり空になってしまった。
電池も経年劣化のせいだろう、年々蓄電能力が落ちているようで、作業効率にも響くのだ。ヤレヤレである。
南側の光が当たるガラスは丁寧にやることはもちろんだが、大胆にサッと仕上げてサッサと次に移り、後を振り返らないという思い切りが必要だと痛感する。
お昼の用意が出来たと山の神が声をかけてきたので、それを助け船にして切り上げ、残りは翌日に回すことにした。
残りは折り戸の残り2枚を含めて9枚。
ちょうど半分が終わったわけだ。
拭き終えた東側の窓から見る景色は、直射日光が当たらない分、アラが浮き彫りにならないものだから、実にクリアカットに見えて気持ちがいい♪
これぞ続きをやる原動力である♪
わが家のパンジー