3連休のど真ん中。
鎌倉や湘南には大勢の観光客が殺到するのが目に見えている。
しかも、ここまでの何日か、南寄りの強風が吹き続けていたので、残念ながら海辺の自転車道は砂に埋もれてしまっているに違いない…
そんなところに行けば、自転車に乗るどころか「自転車を押しに」行くようなものだ。
ならば選択肢は2つ。
緑の稲穂の波が広がる田園地帯を走るか、それともヨコハマのミナト界隈までコンクリートジャングルのアーバンコースを行くか。
…となれば、緑の稲穂の波の中を走って来るのがいいに決まっている♪
関東の内陸では39℃! 横浜でも34℃まで気温が上がると予想される中、午前9時を少し過ぎたころ、いざ出発。
後で知ったのだが、海辺のアメダスによればこの時の気温は28.9℃と30℃にも届いていない♪
しかも、南南西の風が5m前後吹いていたから、自転車を漕いでいさえすれば「涼しい」のなんの…♪
暑さはちっとも苦にならない。
結局、この日の最高気温は30.8℃だったのだから、それも当然である♪
それでも一応、ロージンに分類される年恰好なので無理はせず、3時間少々34km漕いで切り上げてきた。
何のことは無い、平均すると時速10km超しか出ていなかったことになる。
それも当然で、道端に奇麗な花が咲いていれば止まって写真を撮るし、気に入った光景に出くわすと、これまたいちいちカメラを構えるし、日影があるとミニ休憩でヘルメットを脱いで頭に風を当てたり…
ペットボトルはポカリ2本と650mℓの水を1本消費した。
水分は採らなくっちゃ♪
緑の稲穂の波が広がる広々とした景色の中、稲穂の波を渡って来る風に混じったイネの香りと水の匂い、そして時に鼻がひん曲がるほど強烈な"田舎の香水"も混じることがあるが、それらを胸いっぱいに吸い込んで、暑さを吹き飛ばしてきたのでアリマシタ。
雑木林の広がる丘陵地帯を開発して誕生した住宅地の中央を貫く分離帯付き4車線道路のアップダウンを抜けると…
やがて丹沢山塊の一部が現れる
長く緩やかな坂道を下っていくと、丹沢山塊の全貌を背景にした田園地帯が現れる
一番高い山が「大山もうで」として江戸市民に人気のあった大山
富士山は雲の切れ目から見え隠れしていた
左端に富士山が見える
この景色を描くのに緑と青の2色の絵の具があれば済む♪
稲穂の香りが心地よい♪
田んぼの隣の畑の脇にオニユリが咲いていた
そこに2頭のアゲハチョウがやってきて…
しばらく絡み合って飛んでいたが、やがて1羽が戻ってきて蜜を吸い始める
きれいな羽をしている
近くにはヒメヒオウギスイセン
ミゾソバも
少し離れたところの豚舎のそばにはセイヨウフウチソウ
ニワトリのトサカそっくりのケイトウを久しぶりに見た♪
たまに見かけるけど…?
豚舎の脇の黄色いカンナを撮ろうとしたら、豚舎の中の豚が1頭、唸り声をあげ鼻息を荒げた
何だよ怒るなよ カンナを撮ってるだけさ
気性の荒い豚だ キミの肉はきっと不味いことだろう
ヒマワリの咲く光景♪