「毎日が日曜日」の身になっても、生れ落ちてこの方染みついた「4月スタート」の習い性は消えることがなく、何となく「何か始めなきゃ」とか「よし、決意新たあれに挑戦しよう」などと、実際はその気もないくせに、何かに急き立てられるような感じで落ち着かない気分になるのはボクだけだろうか…
陽気が良くなるのも、ますますその気を掻き立てるし、ホントに気ぜわしく落ち着かない気分である。
しばらくはこういう気分に浸ることになるんだろうが、じゃイヤなのか…と問われたら「そうでもない」と答えるだろう。
「春の憂鬱」ってのがあるが、アレとは対極にある心の動きだと思う。中身が明らかに違うのだ。
敢えて付け加えれば、ひとつの側面は積極性の有無…と言ったところだろうか。
そこはかとない倦怠感を伴う憂鬱とは違って、急き立てられても「何かをしよう」「しなくちゃ」と思うわけだから…
だからってことじゃないんだけれど、エイプリルフールの1日に続き、昨日も相模川を越えてパトロールしてきた。
いつもの海に来てみると、春の海が広がっておりました
裾野まで見えているのだが春霞の中にぼんやりと…
真冬のキリリとした空気の中に屹立する姿もそれはそれで見事だが、こういう見えなそうでぼんやり見える空気感の中に浮かぶ富士山もまた…♪
暖かくなるというので薄着で家を出たのだが、相模川に架かる湘南大橋の気温表示は16℃しかなく、風を切って走るとちょっと肌寒い
湘南大橋の上でも富士山は霞んでおりました
湘南大橋を渡って相模川の右岸に出る
手前からJR東海道線鉄橋、国道1号馬入橋 その奥に湘南銀河大橋の白い斜張橋が見える
渡って来た国道134号の湘南大橋
相模川クラスの川になると河原の広がりが大きくて、海ほどではないにしても清々していて気持ちがいい
堤防のサクラはまだ何とか持ちこたえていて、おそらくこれが今年のサクラの見納めだろう
湘南大橋から数えて4つ目の神川橋を渡る
左手に富士山 右は丹沢山塊と大山(一番高い山)
寒川取水堰を橋の上から見ながら左岸に戻る
すぐ近くの寒川神社に立寄る
八方除けの神様として霊験あらたかだそうで、立派な神社である
出雲大社ほどではないが、ここのしめ縄も大きくてなかなか立派
神社を後にしてしばらくペダルを漕ぐと茅ケ崎市や藤沢市北部に広がる田園地帯に出る
低いところには田んぼが広がり、小高い丘では畑や果樹園のほか牛や豚の飼育が行われている
走っていると時々強烈な「田舎の香水」を嗅がされることになる
レンゲ田♪
田起こしはまだ始まっていないようだった
小出川の流れの脇でタンポポを撮っていたら…
雨蛙君が出てきて「春ですねぇ~♪」と挨拶するから、「春だねぇ~♪」と答える
雨蛙君の言うとおりだ♪
何か所かで果樹園の木々が満開になているのを見かけたが、青いネットが張り巡らされていて写真は無理だった
田舎ののんびり懐かしい景色の広がりを堪能できたのでございます♪
この緑の草に覆われた土地が耕されて水が張られ、早苗が揺れる景色も大好きで、それまでにまだ何度か来ることだろう
海辺を回って来たので走行距離は50km 気持ち良かったが、もう少し気温が高めで少し汗ばむくらいだったら申し分なかった