防災無線から流れる「夕焼け小焼け」。
夏は午後5時きっかりに鳴り出すのだが、冬の間は4時半に早まる。
昨日はこの童謡が流れてしばらく経ったころ、フト外を見ると意外なくらい明るい。
時刻を見ると時計の長針は5時にあと1分というところを指している。
思い返せば冬至のころは「夕焼け小焼け」が流れる4時半は既に薄暗く、5時ともなればもう真っ暗になっていたはず。
それが「まだ明るい」というのだから、気分としては「おぉ♪」となり、小さいけれど何か特別に大事な発見でもしたかのように、心が躍る。
大宇宙の運行は静かだが確実に同じリズムを刻みつつ、正確に時を刻み続けていることが伝わってきて、すごく嬉しい。
これからは日脚の伸び具合もずんずん速度を速めることだろう。
昨日は暮れの30日に乗り納めした自転車を引っ張り出して初漕ぎをしてきた♪
と言っても、メーンパトロールコースの湘南海岸自転車道は12月中下旬に吹いた何度かの強風のせいでコースは砂の下に埋まってしまっていて、走れない。
初漕ぎと言ったって市心部を抜けて海岸に出、海沿いの国道を走って江ノ島に渡り、戻って来ただけのたった20km余りだから、アリバイ照明みたいなもの。
ボクが漕いでいた時間帯の気温は13~14℃くらいだったようだから、特別暖かいというわけでもなかったが、午後2時には16℃まで上がったらしい。
今年は暖冬だそうだから、寒がりのボクにはありがたいことではある。
そんなことも関係しているのだろうが、近所の運動公園のカワヅザクラのつぼみが膨らんで…というより、もうほころび始めているのを見つけて驚かされた。
カワヅザクラはもともと早咲きで知られるサクラだが、自然交配で誕生した原木が伊豆半島の河津町にあり、街を流れる川の土手沿いのサクラ並木は有名で、2月には満開になって大勢の観光客が温泉に浸りつつ一足早い花見に訪れることで知られている。
wikiによれば「東京の花期は2月から3月上旬で、稀に早い年には12月に開花することもある」とあるから、今年はその稀な年の片りんをのぞかせているのかもしれない。
ともあれ、フト目が行った枝先のツボミがほころびているのに気付いた時は、わが目を疑いつつ、やはり何か特別な発見でもしたような気分で「おぉ♪」という感情がこみあげ、嬉しくなった。
かくなる上は3日に一篇くらいは偵察を兼ねたパトロールが欠かせないなという気持ちである。
茶色の表皮がはがれ、中から薄いピンク色が混じり合った薄緑色の、多分花芽が顔を出してきている♪
もう後には戻れないよな…
開花は3、4日後か…はたまた5、6日後か…
こちらは、もう背中を押せばポンと開きそう…
開花準備 ヨォ~シ♪
多くのツボミはまだ眠っているけれど…
こちらは同じ公園内のソメイヨシノ
まだお目覚めには程遠く、熟睡中
ん? 待てよ…先っぽにかすかだが目覚めの兆候か? まさか…