鎌倉市の65歳以上の高齢者に対する2度目のワクチン接種申し込み受付が今日午前9時から始まる。
ひと月前に行われた初回は何と広報紙その他で「午前9時受付開始」を周知しておきながら、実際はwebとlineに限って午前零時から受け付けたため、9時開始を大人しく待っていた多くの市民を怒らせ、呆れさせた。
しかも8000人分を受け付けた中で、2000人まで受け付けると「予定していた定員に達した」と受付を中断、今度は午前9時から何食わぬ顔をして、初めて受付を開始したように振る舞ったことが後でバレ、練りに練ったひどい悪意を感じさせられたものだった。
今朝受付のサイトを試しにのぞいてみたら、前回のお詫びとともに小細工はされていないようで、「希望者全員分のワクチンを用意しているので安心してください」と自信たっぷりだが、額面通り受け取れるのか眉唾物だと思っている。
そもそもどれくらいの接種希望者がいるかは推定でしかなく、手抜かりなことばかり繰り返している鎌倉市役所に正確に推定できる能力が備わっているとはとても思えない。
どうせ「想定を超える方々の接種申し込みが殺到しまして…」とかなんとか言い訳して、再び高齢市民をがっかりさせるとともに、もう一度怒らせるに決まっている。
前回、ボクは実にスムーズにPCへの必要事項入力を終え、ずんずん進んだのだが、あまりのスムーズさに油断して接種日の選択に逡巡してしまい、寸でのところで受付に失敗してしまった。
今回は万が一を考え、離れて暮らす娘2人にも助っ人を頼み、万全の態勢を敷いて臨むつもりだ。
鎌倉市の情けない所は「接種受付」だけにとどまらない。
実際の接種会場では事故続きで、重大事故こそ表面化していないものの、ワクチンを注射器に注入しないまま接種を受けてしまった人が何人もいる。
山の神が20日に2度目の接種を受ける予定の会場では明らかになっただけで2度の事故が別々の日にあり、2人が被害者となった。
かかりつけ医に発熱の際に飲む薬を処方してもらいに行った山の神が思いあぐねて「ワクチンちゃんと入っているかしら?」などと問いただしても失礼に当たらないでしょうかと、そのかかりつけ医に聞くと「全然失礼なんかじゃありません。ワクチンが入っていないまま注射される方がよっぽど失礼な話ですからねぇ」といわれたそうだ。
まっ、ほとんどは事故もなく淡々と仕事をこなしているのだと思うし、それはそれでご苦労様なことだと感謝はするが、ボォ~ッと腕の付け根を差し出しているだけでは安心できないというのもまた現実のようである。
申し込みに一苦労し、接種会場でまたまた気が抜けない…鎌倉でのコロナとの戦いはなかなか一筋縄ではいかないようだ。
しっかりした自治体にお住いの方々がうらやましい。
(見出し写真は北鎌倉・東慶寺の山門とアジサイ)
追伸 予約は無事取れました ♪ わが家から最も近い集団接種会場で、徒歩7分ぐらいの病院です。
助っ人の娘たちよりも早かったです。