雨が止んだらバラが咲いた ♪
夜半の降りは地面や屋根を激しく打ちつけ、相当にぎやかな音を立てていた。
ああいう時、膨らんだバラのツボミにはどれくらいの雨粒が当たり、その衝撃はどんなものになるのか、ちょっと想像しずらい。
なにもそこまで激しく降ることもないだろうに…と思いつつ眠りに落ちたのだった。
雨上がりの良く晴れ上がった早朝の清冽な光を浴びて「空蝉」の1番花は姿を現した ♪
ツボミの中に折り重なってたたまれている花びらの一つ一つがゆるゆると解き放たれていく…
ジッと見つめていれば、その一つ一つの動きがスローモーションの動画のように見えるのかもしれない。
そのための忍耐力と集中力があればの話だが。
わが家のバラの中では最も早起きの「空蝉」の開花は例年だと大型連休直前である。
やはり、他の植物の目覚め同様、1週間から10日早い開花となった。
去年は長梅雨とそれに続く猛暑で病害虫の被害に見舞われて散々な目に遭い、今年は大幅なせん定を加えたうえに、鉢の用土も新しくしつつ、長く伸びた根っこもだいぶ切り詰めるという荒療治を施した。
少しやりすぎたかなといささか心配していたのだが、ツボミが80から100個もつく旺盛ぶりで、こちらの取り越し苦労をよそに植物本来が備える生命力のすごさ、強さを改めて実感させられている。
これから晩秋まで、所々で休憩をはさみつつ、楽しく付き合わせてもらうことになる (^^♪
空蝉の色調はシックな茶系で、その濃淡に応じて様々な表情を見せる ♪
「セント・オブ・ヨコハマ」も早起きで、あと少しでお目覚めのご様子 ♪
前夜以来の強い南西の風が吹いていたが、緑の空気を吸いに近所を散歩。
新緑はほぼ出そろいつつある。
近所の池と森の自然公園の池畔ではアシの新しい芽が伸びてきて去年の枯れアシと競っている。
池に続く湿地のハンゲショウの群生地では新しい芽が立ち上がり始めた。
ヒメコウゾに花が咲いた。このピンク色のもじゃもじゃが生えているのが雌花。
ヒゲのない丸い球が雄花。
藤棚では栽培種のフジが咲き始め…
藤棚の背後の茂みには野生のフジが絡まり、こちらも花を咲かせ始めた。
フジの後は富士。お山を見るのは久しぶりで、冠雪がだいぶ少なくなっていた。
わが家に戻ってホタルカズラの魅力的な青色を空の青色をバックに撮ってみる ♪