今朝は坐禅をしに円覚寺に行くのだが、全天曇り空だ。
薫風香る5月の朝はやっぱり晴れ渡って差し込んでくる清冽な太陽が木々の若葉を照らし、優しい微風に頬を撫でてもらいながら坐りたい。
今の季節ならウグイスの鳴き声が耳に届き、カエルの合唱があちこちから聞こえてくる。ほどなくすればホトトギスの鳴き声も加わって一層にぎやかになる。
在家のジジイになるとそういう微温的な環境を好むのだ。
烈風吹きすさび、あるいは歯の根も合わなくなるような寒さの中で坐るのは若い修行僧に任せておけばいい。
今週は天気が崩れるらしく、天気予報によれば週の前半は雨マークが並んでいる。
普段ならがっかりするところだが、今週に限ってはそれも受け入れようと思う。
何せ、来週の日曜日が姫の運動会なのだ。
転校先でリレーの選手に選ばれて張り切っている姫をはるばる応援に行くのだ。
その運動会の晴天が約束されるなら今はどんな天候も甘んじて受け入れよう。
晴れ舞台に欠かせないのはやっぱり晴天だから。
もっとも約束したわけでもないし、だれと約束したらいいか、窓口がどこかも知らないから独りよがりの勝手な思い込みだが、昔からシセイテンニツウズって言葉がある。
「至誠天に通ず」って書くんだから天が聞き届けてくれればの話だ。
そして翌月曜日と火曜日は学校が振り替え休日になるそうだから姫と遊べる ♪
もう5年生だ。前の学年のころから休みの日の外出にはイヤリングをつけ、薄く口紅まで塗るようになった。
水泳教室に通えばさっさと免許皆伝になり、今はテニススクールに通ってナオミの後を追いかけている。
ジャングルジムのお化けのような、大概の子がしり込みするような高さ10mもあるような所を見つければ平気で登って行って、下でハラハラしているボクに向かって「ヤッホー」と叫びながら手を振るおてんば娘でもある。
興味のある事に片っ端から手を出す年ごろのようで、それはそれで好ましいことではある。
いろいろ背伸びもする時期なのだろうが、それはそれで微笑ましくも思う。
またしばらく会えなくなるだろうから、しっかりと記憶の襞に刻みこんでおかねば。
だから余計に青空が広がるといいなぁ~と思う。
姫が学校に戻った後はしまなみ海道を渡って尾道と倉敷に寄って帰るつもり。
鉄道の手配も宿の手配も済んだ。
唯一気に食わないのはJRの「大人の休日クラブ」で3割引きになるところ、東海道山陽新幹線の「のぞみ」の特急料金だけは対象外なのだ。
JR東の新幹線はそんなけち臭いことは言わない。ちゃんと3割引きで乗れる。
しかも日本で最速の「はやぶさ」の速度は320km ! これに対して東海道の「のぞみ」は35kmも遅い285kmしか出ないんだ。
300km超と300km未到達――その差は35kmという具体的な数字以上に大きいと思うんだがなぁ。
それでふんぞり返っているってんだから東海と西日本って会社も豪気なものだ。
行き帰りもこいつに乗っている時間が長いのだ。
門扉の代わりにしているアーチの「伽羅奢」がちらほら咲き出した。見出し写真はアーチのもう一方の側に絡ませている「バレリーナ」で、こちらもようやく咲き始めた。一緒に映っているのはクレマチスの「アフロディーテ・エレガフミナ」
遅ればせながらはこちらのつるバラ「ローゼンタール・シュパリース・ホープ」も一緒
こちらは鉢植えの「ゴールデン・フラッシュ」
全体に今年のわが家のバラの開花状況は早かった去年に比べると2週間以上も遅れている