見出し画像

平方録

佐保姫様とヨーヒンコージ

佐保姫様がしきりと手招きするものだから、久しぶりにホームコースの湘南海岸自転車道をパトロールしてきた。

つい最近、気象庁が関東地方に「春一番」が吹いたと認定したが、こちらの海辺ではこれは既に「春三番」。

「春〇番」の要件を下回る風でも、限りなく要件クリアに近い風が何度も吹きまくったおかげで、当然、副作用もあって、自転車道はいたるところで吹き飛ばされた砂で埋まってしまっていた。

だから、はたして走れるのか…と危惧を抱きつつコースに乗り入れると感心感心、一部を除いてはコース上はきれいに除砂され、しかも平日ということも手伝って、コース上は人の影もまばら。

ストレスなくスイスイ走れたのは何よりだった。

それはそうと、佐保姫様のお誘いだからとボクは冬のいでたちを捨て、短パンの下にタイツこそはいたが、身軽な服装で家を出た。

気温が上がればタイツは脱いで素足になろうと思ったのだが、まだ時期尚早のようで、それは次の機会に譲ることにした。

海辺のアメダスによれ昨日の最高気温は14:00の16.8℃。

以外に上がらなかったな…という印象で、着ているものを脱ぐほどの気候でもなかった。

風は南風で暖かく、家を出た午前10時前はほぼ無風だったが、次第に強まって行き、14時台には4.6mも記録されているから、そういうところも影響しているのだと思う。

まぁ、春先の天気なんてそんなものだが、それでも春霞にぼんやり浮かぶ富士山を見ながらペダルを漕いでパトロールするのは、やはり気持ちが良く、精神にたっぷりとビタミンを補給できた♪

 

春の海ひねもすのたりのたりかな 蕪村


夜目遠目笠の内…じゃなくて、春は夜目遠目霞の内


砂浜に寝転んで日向ぼっこをしていたい♪


ほとんど波がないんだからあきらめればいいのに…


かつてプールだった所がスケボーコースに代わり、気が付いたら取り壊されている
五輪で日本人選手が大活躍してにわかに脚光を浴びたので、秋までに大幅リニューアルするそうだ


さて、自転車道に乗り入れた途端の光景 
堆砂の山はすっかり片づけられ「こんなに広かったのね…」と言うくらいスッキリ広々♪


何だ? あのピンク色の幟旗は…


ヨーヒンコージチュウ ?
 

吹き飛ばされた砂を元の浜に戻すってことらしい


何を今され…毎年繰り返している事じゃないか、と思うのだが、こういう幟旗は初めて見た
 

吹き飛ばされたものを元に戻すための作業は「ヨーヒン」だったってことのよう
復旧工事の方が相応しいように思えるけど…予算獲得のためには「復旧」より「ヨーヒン」の方が説得力が違うとでもいうんだろうか…


こういうキャタピラーダンプという特殊兵器も使われるのだ


この辺りのヨーヒン作業も急いでくれよな

すれ違うたびに速度を落とし、気を遣ってすり抜けなくちゃならない


ちっちゃな波しか来ないのに…


相模川河口で折り返す 気温が20℃を越えるようになったら橋を渡ってもっと遠くまでパトロールしようと思う


河口まで来ると箱根の山々がぐっと近づく


佐保姫様の膝枕でしばしまどろむ


家の近くまで戻って来ると道端の花が日増しに勢いを増してきているのが分かる
 

ホトケノザ


ヒメオドリコソウ
 
 
 

コメント一覧

平方録
鎌倉の由比ヶ浜と材木座は今から30年ほど前にオーストラリアから白い砂を運び込みました。
片瀬東浜はどこかから穂混んできたと思いますが、西浜はどうでしょう。自前かも…
ブログに書いたヨーヒンは元の場所に戻しているだけですから、他所からは運び込んでいません。
この界隈の砂は相模川が長い年月をかけて運んだ砂じゃないですかね。
アミ
海岸の砂を、いずこから持ってきて、整備する話。
聞いたことあります。
お台場の海岸の砂は、伊豆七島のどこかの島の砂だとか…。
ミステリードラマで、知りました。(笑)
遠いオーストラリアの海岸の砂を持ってくる浜辺もあるとか…。
藤沢の海岸は、何処の砂で養生でしょうか…。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「随筆」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事