大型連休も真っ盛りを迎えていて、特段出掛ける予定もない身としては身体がなまらないよう自ら動き回らねばならない。
昨日は風も弱かったので自転車でのパトロールに出る気になった。
とは言え、観光地真っただ中に暮らしていると、うかつなところには出掛けられない。
例えば小町通は相変わらず人で埋まっているそうだし、江ノ電鎌倉駅前には長蛇の列ができ、ホームに入るまでに30分とか1時間待たなければいけないんだとか…
単線だから14分間隔を縮めることも出来ず、しかも4両編成とは言え、JRなどの車両に比べて一両が短いため、実質2両編成並みでは輸送力に限界があるというもの。
それでも人はやってきて、ぎゅう詰めの車内に押し込められていく。
パトロール中に出会う電車の中を覗き込むと、気の毒なくらい混みあっていて、あれじゃあ観光じゃなくて苦行だろうに、と余計なお世話だろうが心配したくなる。
そんなわけで、地元の人間としては君子危うきに近寄らずの鉄則を守りさえすれば、それほどのストレスも感じないで過ごせると言うものだ。
わが家の定番は尾根歩き。
新緑と薫風を身体全体で感じながら、人気のない山の中の道を歩くだけで命の洗濯になる。
何せ鎌倉はどこに行っても低いけど山だらけだから…
でも「1日くらい…」と言う気になって、人気の観光地を偵察方々かすめつつ、パトロールしてきたのでした。
きれいな青空でございました
湘南海岸の片瀬西浜は相変わらずの人気
今日5日が「大潮」だそうで、昨日は「中潮」だったが顕著な引き潮で、海が大きく後退して砂浜が広がっていたので水遊びには良い条件だったよう
ハマグリが採れるけど、採ってイイのは漁師だけ アサリは採れないし、残念ながら潮干狩りは出来ない
引地川を渡り辻堂東海岸辺りまで来ると観光客の姿はない
「中潮」なので波打ち際が随分と遠い
この界隈の浜辺はジモティーたちのもの♪
茅ケ崎漁港の西側にハマヒルガオの群生地があり、そろそろ満開に近づいているだろうと行ってみると…
案の定、満開状態でありました
身近な七里ヶ浜にもかつて咲いていたが、いつの間にかなくなってしまった
とにかく「群落」っていうところに価値がある♪
湘南大橋を渡って相模川右岸へ
右岸堤防の上の道はここ須賀漁港で漁港沿いに大きく迂回して上流へと続いている
漁港の出入り口の奥に見える橋が渡って来た国道134号の湘南大橋
北上すると河原に広がる緑のグラウンド周辺に人だかりが
湘南ベルマーレの練習場で、昨日は公開練習日だったそうな
案内をしていた球団職員の女性に「小3の孫がファンクラブに入り、ボクも一緒に昨日の柏戦を応援に行ったんだけど、下位のチームに負けてがっかりしていたぞ」と言ったら、「すみません」と言いながら泣きべそをかかれしまった
悪いことをしてしまった 彼女が悪いわけないのに 選手諸君、もっと走らなきゃだめだ!
神川橋を渡って左岸に戻る 左に富士山、右に大山
河原にはテントを張る家族連れもちらほら
相模線の新型車両E131系 ローカル線にも春が…
茅ケ崎市と藤沢市の北部に広がる田園地帯に出る
田起こしが済んだ田んぼが広がる
真っ青な空からかすかに「ブゥ~ン」と鳴る音が聞こえてきて、見上げると田んぼの上に大きな凧が揚がっている
数えてみると全部で八つ 午後になると少し強く吹き出した南西の風に心地よさそうに揚がっていた
凧の下のこんもりと木が茂った場所の足元が白く揺れているのに気付いた はて何だろう…
近寄ってみるとチガヤの群落が広がっている
陽に映えて銀色に光る穂先が風と共にたなびき揺れて、なかなか美しく、「へぇ~」「ほぉ~」と見応えがありました