隣町の海辺にある気象庁のアメダスによると、今朝の最低気温は午前3時01分に記録した1.0℃!
寒い訳だ。
4時に起きて窓越しに空を見上げた時は、いつもならギンギンに光っている金星が見えなかっただけでなく、星が一つも見えなかったから、曇っていて放射冷却の影響は少なかったはずなのに…と思う。
一昨日あたりから掛け布団1枚では夜中に寒さで目が覚めてしまうので毛布も使い出したのだが、例年だと1月半ば過ぎ頃からそうするので、あんなに暖かい日が続いていたのに…といささかの戸惑を禁じ得ない。
物置の横に放置してある古いプランターに雨水がたまり、それが「凍っている」と山の神が教えてくれて、確かめたらなるほど、部分的には3~4㎜もの厚さで凍っていたのには驚かされたのも昨日の事だった。
多分、今朝も張っていることだろう。南関東の海辺の町だぜ…と思う。
そう言えば…と言っても、「寒さ」とはほとんど脈絡のない話だと思うが、珍しく残っていた庭のナンテンの赤い実が、ひとつ残らず消えてしまった。
例年だと秋が深まるころに実が赤くなると、ほとんど間を置かず、気がついたら消えていた…という目に遭ってきたのだが、今年に限っては、一度鳥に食べ尽くされた後、気がついてみるとたわわというわけにはいかないが、そこそこに赤い実が復活しているのに気付いた。
それを見て、おぉっ、今年は庭の赤いナンテンの実を愛でつつ迎える正月になりそうだ♪ と喜んだのだが、ひと粒残らず消えてしまった。
何が起こったのか…、夢でも見たんだろうか…
赤い実のナンテンが冬枯れの庭で冬至の日の光を浴びて真っ赤っかに輝いているのをたしかにみた。写真にも撮っている(添付写真)。
あれは幻だったのか…
我が家の庭にはナンテンのほか、赤い実をつける植物としてマンリョウとセンリョウがあり、マンリョウは赤い実の上に傘を開いたように葉が茂っているためか、ひと粒も食べられることなく残っている。
一方、センリョウは葉の上に実を突き出すようにして実らせるため、鳥に狙われやすい。そのため、正月飾りに使おうという魂胆の山の神は用心して白い不織布をかぶせて専守防衛にこれ努めているため、無事である。
ミサイル不要!専守防衛の威力抜群! 敵基地攻撃能力?…バッカじゃないかっ!
鎌倉市内の寺に行けば大抵どこでもナンテンの木は何本か生えている。
それらのナンテンにはちゃんと真っ赤な実が生っていて、真冬の庭を彩っているというのに、彼我の違いはどこから来るのか。
「♫こっちの水は甘~いぞ」の蛍じゃあるまいし、わが家のナンテンの実が特別に美味しくて鳥に狙われやすい?……そんな馬鹿な。
かくして、正月に赤いナンテンの実が輝く庭…というささやかな願いも、夢幻と消えたのでございます。
つい数日前まで赤い実が輝いていたのに…
♫赤い鳥小鳥 なぜなぜ赤い 赤い実を食べたぁ~