午前4時を少し回った時刻。
南東の中空に下弦の三日月がスピカと金星を従えて浮かんでいる。
満月に比べると17%にまでやせ細ってはいるものの、ベランダにボクの影が出来るんじゃないかと思えるほどに明るい。
曇りなく澄み渡っていてきれいな"夜空"が広がっている。
おまけに晴れた夜の特徴である放射冷却もないらしく、しんしんとした冷え込みも感じられず、今日も昨日に引き続き暖かくなりそうな予感である。
顔を洗う時に温水を使ったら、右手の甲だけがヒリヒリ痛んだ。
見ると甲や指にいくつかのひっかき傷やトゲが刺さった後の小さな傷が残っていて、それが熱い湯に触れたのが理由だった。
昨日は一昨日と同様良く晴れたが、風がほとんど吹かなかった分、暖かく感じられ、つるバラのせん定誘引作業にはもってこいで、随分とハカが行った。
昨日のメーン作業は玄関アプローチのアーチで「伽羅奢(ガラシャ)」と「バレリーナ」と格闘した。
結束を解いて不要なシュートや枝を整理し、残したシュートや枝をアーチに結び直すなど、株全体に花がいっぱい咲くようにするための作業で、つるバラの世話の中では楽しい作業の一つと言っていい♪
しかし、油断をすると鋭いトゲや腰の強いシュートがいきなり跳ね返ってきて、顔を引っかかれて出血したりするから油断のならない作業でもある。
トゲが少々刺さっても引っかかれても痛くないように分厚い皮手袋をはめて作業するのだが、せん定誘引の際はそれでいいとしても、細い紐を使って結束するにはゴワゴワの皮手袋ではうまく結べないので薄い園芸用手袋に代えるか、もしくは素手でということになる。
右利きのボクの場合は左手に分厚い手袋をはめたままシュートや枝を押さえつけ、右手だけ素手にして紐を操る。
トゲにひっかかれたり刺されたりしないよう注意を払うのだが、作業が終わってみれば右手だけ傷だらけ……というのがいつものパターンなのである。
昨日も午前10時から午後1時まで休憩なしで作業し、アーチは終わらせた。
残りのつるバラは5本。
土日とも暖かくてよく晴れるらしいから、パトロール日和でもあるのだが、バラのせん定誘引作業ファーストでいくつもり♪
新たな傷口が加わって、夕方の風呂はもちろん、明日の朝は今朝よりもずっとしみることだろう♪

近所の池と森の公園






