「今まで笹薮にいたウグイスが日のあたる小枝にとまり ホ~・・・ケキョ・・と自信なさげに歌っていました。」
長いことお邪魔させてもらっている自然大好き人間の女流画家さんのブログに昨日、こんな記述を見つけて羨ましさ半分、嬉しさ半分を味わった。
ボクも昨日もその前の日も…「今日あたりはどうだろう」とか「ちょっと風が冷たいかな」などと思いながら、初音を求めて自宅周辺をさ迷い歩いている。
もちろん、画家さんと同じように笹薮のある人気のない場所を選んでは聞き耳を立てているのだが…
昨日は北風が強くて寒かったが、良く晴れた青空は透き通っていて、森や林や笹薮は明るかったからウグイスにとって陽射しに文句は無かったはずである。
それに反応したウグイスがいたんだ…やっぱり…
この界隈では一番乗りかもしれない♪
きっと少し向こう見ずだが、いなせな若者だろう。
いいぞいいぞ やんややんや♪
画家さんが耳にしたのは隣の大都会の一角にある広い森の中で、そこはボクの暮らす町と境を接していて尾根でつながっている。
地域としては極めて近接しているし、と言うことはわが家周辺のウグイスたちもすでにスタンバイしているはずで、これは俄然期待が膨らんでくる。
そう言えば、昨日は冷たい北風が揺らす笹薮の奥からチャッチャッという地鳴きだろうと思われる鳴き声が聞こえていた。
予報では今日も気温はそれほど上がらないそうだが、風が弱まるらしいから体感温度は上がるだろう。
ひょっとしたらこちらでも聞けるかもしれない♪
今の内なら「いなせ」の形容詞は使い放題だぜ。
実に他愛のないことだが、この初音を今か今かと待って聞き耳を立てるのも早春のこの時期の楽しみの一つなのである。
何といっても「春告鳥」だしね。
真冬とは違って、手を差し入れたくなるような水の流れ
さらさらゆくよ♪
まだちょっと水量が…
音を立てて滴り落ちている
マユミだろうと思う いつの間にかこんなに芽吹いている